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いつもの様に適当に椅子に座って出されたブラックコーヒーを飲む。
朝居た女から姿はなかったものの、『また今度』とハート付きで書かれた書き置きが
机の上に置かれていてフレンの気持ちを更に下降させた。
沸き上がる嫉妬の怒りも、もうただの友達なんだと自分に言い聞かせてなんとか気持ちを鎮める。
しかし幼馴染みとは違いポーカーフェースというものが出来ない気質のフレンは、
誰がどう見ても手紙を気にしていますという顔でコーヒーを飲み込んだ。
ユーリはそんなフレンに心の中で苦笑する。
「…また今度って…また来るつもりなのかね、あいつ」
わざとその話題を出してみる。
「知らない」と不機嫌な声が返ってきた。
「一応言ってあんだけどな。コイビトがいるって。あ、もう「元」、だけど」
「…そうだね」
小さな小さな声だった。
「…なに…?」
「ん?」
フレンがユーリの方を居心地悪そうに見た。
「…さっきからずっと見てる…」
「俺が何見ようと関係ないだろ?」
「…それは…そうだけど…見られてる方はいい気しないよ…」
「ドキドキする?」
「…………」
フレンはじとりとユーリを見た。
「君のそれは天然か?」
「なにが?」
「…口説いてるようにしか聞こえない」
「おぉ、鈍感なお前でもわかるか?」
「なっ…ふ、ふざけてるのか!?」
にやりと笑われてフレンは憤慨する。
からかわれている。
「ふざけてねぇよ…確かに別れたけど俺がお前のこと嫌いになるなんて一言も言ってねぇだろ」
「なっ何を言ってるんだ君はっ意味がわからないっ」
フレンが頭を抱える。
「お前がごちゃごちゃ言うから別れてやったんだろ。
でも俺がお前のこと嫌いになるなんて一言も言ってねぇ」
「っ屁理屈過ぎる…っ」
「口で俺に勝てると思ってんのか?
とにかく付き合ってはねぇけど俺はお前のことが好きだ。そんだけ。」
「………」
「ちゃんと覚えとけよ。」
「……僕だって…ユーリのこと好きなのに…変なの…」
「へぇ?じゃ、両想いだな」
にっこり笑ったユーリにフレンは頬を赤らめて眉を寄せる。
そうしてまた関係を戻してしまう。
朝の浮気の話なんてまるでなかったとでもいうかの様に空気だ。
それが気に食わなくて
「…今日はハンバーグが食べたい」と我が儘を言ってみる。
「じゃ、今までで一番うまいって言わせてやるよ」と微笑まれて、
あまり仕返しとしての効果が得られ無かったことに撃沈する。
結局自分の方が好きなのは変わらないんじゃないかとうなだれるが、
そうやって思い知らせて繋ぎ止めておく手段にされてるなんてフレンは気付かない。
せっかく捕まえたのに離してやるわけねぇだろ。
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次回は現パロ年の差設定です。
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ユーリは真剣な眼差しをフレンに向ける。
「でも…無理強いさせたい訳じゃない。仕事があるならそっち優先させてほしいと思う。
お前の仕事はコイビトの二の次に出来ないことは理解してるし…」
「………」
フレンは辛そうに顔を歪めた。
「…なにそれ…僕のこと考えてくれてるようで…どうでもいいと思ってるようにしか聞こえない…」
「そういう訳じゃねぇけどそう聞こえても…しょうがないとは思う」
「……ユーリには僕じゃなくても沢山いるもんね…」
フレンは自嘲気味に笑う。
それを見たユーリは顔をしかめた。
「別に他の奴とどうこうなろうと思って言ってんじゃねぇよ」
フレンはユーリの目を見る。
フレンがユーリの真実を探る時にする行動だ。
「……ホントはずっと思ってた…
告白したのも僕からだしユーリは僕に合わせるように返事をしてくれただけじゃないかって…」
「合わせてねぇよ。好きじゃなかったら幼馴染みの男なんかと付き合うかっての」
「好きか嫌いかで二分したらの話だろ…」
ユーリはふぅと溜め息を吐く。
疑心暗鬼のフレンは何を言っても信じないだろう。
「だったら別れるか?」
「…え?」
「そんなに信じられないなら別れた方がいいだろ?」
「………」
フレンは眉間に皺を寄せる。
「…やっぱり…どうでもいいんだね…」
そう小さく呟いて、こくりと頷いた。
「わかった。別れよう。君はさっきの女性と楽しめばいい。」
そう言うとフレンはその場から離れようと歩き出す。
ユーリはその後ろをまた付いていく。
二人の関係が元に戻った。
一言も喋らず、ただ歩く。
フレンがそのまま城に戻ろうと分かれ道を行こうとしたその時だった。
ユーリが突然腕を掴んで引き止めた。
びっくりして振り向く。
「…なに?」
「なにって…今日は休みなんだろ?だったら一緒に居ようぜ」
さも当然のように言った。
「…別れ話の後に…一緒にいるの?」
何考えてんだと顔をしかめる。
「コイビトじゃなくなっただけだろ?」
「………」
それはそうだがデリカシーがなさすぎやしないか。
微妙な顔をしてユーリを見詰めているとユーリが掴む腕を引っ張って歩き始めた。
「ほら、行くぞ」
連れられるまま向かった先はユーリの部屋だった。
道案内するフレンに少し離れて付いていく。
「あの…何か用事があるんでしたらいいですよ?一人で行きますので…」
ユーリをチラチラ振り返りながら男性が言った。
「用事?何もないですよ?」
爽やかな笑みもなんだか嘘臭く感じてしまう。
「フレン、休み取れたんだったらデートしようぜ、デート」
「で…っな、意味わからないこと言わないでくれっ大体どの口がそんなこと言うんだっ」
「お休みの時は一緒に居たいって思うのはコイビトとして当然なんじゃねぇか~?」
「こい…って変なこと言うなっ大体それを始めに裏切ったのはそっちだろう!?」
「だから誤解なんだって。俺浮気なんかしてねぇから」
「わーっ!人前で変なこと言うなーっ!」
「そっちが無視するからだろ」
ユーリは拗ねたような顔をするが内心は慌てるフレンを見て楽しんでいるに違いない。
そんな話をしながらも目的の場所まで辿り着いたフレンたちは
御礼を述べる男性への気遣いもそこそこにユーリの腕を掴んで逃げるようにその場を離れた。
「どういうつもりなんだっ」
ユーリの腕を掴んで人気のない路地に連れ込む。
「なんだよ、お付き合いしてることは秘密か?」
人二人が向き合って立つのがやっとという幅の狭い路地だ。
「別に…っ…君がいいならそれもいいかもしれないけど…
あんな見ず知らずの人の前で言うことじゃないだろって手を離せっ」
腕を掴んでいたはずのフレンの手はいつの間にかユーリに指を絡まれ握られていた。
離そうとするフレンの力よりも強く握り締めてフレンの顔を覗き込む。
「フレン、今日仕事だっつってたろ?それどうしたんだ?」
「…………」
フレンは顔をしかめて反らした。
頬は少し赤い。
それを見てユーリがフレンを壁に追い込んで顔を近付けた。
「今日休みにするために頑張ってくれたんだろ?」
「…邪魔するようなことになって悪かったね…」
フレンがムッと口をへの字に曲げた。
「何でそういうこと言うかな、嬉しかったんだけど?俺」
「…ユーリは僕が仕事だって言ったらそれでもう納得するんだろ?」
「そりゃ無理なもんはしょうがねぇだろ?お前は立場上忙しいの知ってるし」
「…別に会えても会えなくてもどっちでもいいんじゃないか…ユーリは本当に僕のこと好きなの…?」
「なんだよ突然」
「…ユーリを見てるとわからない…僕ばっかり好きみたいだ…」
「…俺も…お前が思ってるよりお前のこと好きだぜ?」
真剣な目で言うが、ユーリが「でも…」と言葉を続けた。
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資料のために久々にPS付けたら各セーブデータを回ってしまって2時間くらい遊んでしまった罠。
戦闘をすっかり忘れてしまっているので戦い方がめちゃくちゃです。
ソードダンサーイベはとても好きでソードダンサーVS1人っていうのよくやるんですが
どんなにめちゃくちゃでも勝てる使い込みよう。
それにしてもソードダンサーイベはユーリがフレンに甘くていいイベですね!!!
「あの、すみません」
「え?」
掛けられた言葉にフレンは顔を上げる。
ユーリも頭の後ろで組んでいた手を解いてその様子を見張った。
フレンは老若男女から愛され、はっきり言ってユーリよりモテる。
街を歩けば女性は振り向くし、話をすれば年配者からは可愛がられ、
子供にも優しいから人気者になって、顔が綺麗な分変な男にも好かれやすい。
持ち前の鈍感さで立つフラグを見事にベキベキ折ってきたフレンなので
今までは恋に発展することは殆ど無く、自分でもモテないと勘違いをしている面がある。
フレンから声を掛けることは出来なくてもフレンがナンパをされる確率は異常に高い。
ユーリははっきり言ってこっちの方が心配だった。
昔からさりげなく守ってきたのはユーリなのだ。
「…はい、なにか?」
声を掛けてきたのは25くらいの男性で、ユーリも気構える。
「えっと…ここ、どう行ったらいいですかね?」
「ここ?」
男性はフレンに地図を見せる。
なんだよただの迷子かよ…
ユーリは気を抜いてまた頭の後ろで手を組み直す。
「あぁ、ここなら少し歩きますよ、ここからだと…あっちですね」
「はぁ…」
「向こうに歩いて行くと時計広場がありますのでそこにある鞄屋と傘屋の間の通りを
また真っ直ぐ行っていただいて、5軒先の定食屋の右の通路に入って…」
「…随分細かく地図が頭に入っているんですね…」
男は感心したように言う。
「えぇまぁ。仕事柄」
にっこり笑うと男性も釣られてにこりと微笑んだ。
「あ、もしよろしければ一緒に行ってご案内しましょうか?」
「え、そんな悪いですよ…っ」
「いいんです。せっかくの休みが誰かのせいで暇になってしまったので」
天使の微笑みで言うが、内容はユーリに対しての攻撃だ。
「ちょっと待て!誰かのせいでってなんだよ!?
っていうか今気付いたけどお前今日休み取れたのかよっ」
「さ、行きましょうか」
フレンはまったく振り向きもせず歩きだそうとする。
「って無視すんなっ!」
「気にしないで下さい、知らない人ですので。」
戸惑う男性に丸わかりの嘘を吐き捨てる。
「おいフレンっ!」
ユーリの制止も無視されフレンは男性と共に歩き出して行ってしまった。
「…なんだって?」
ユーリは耳が遠くなってしまった様だ。
変な言葉が聞こえた。
もう一度聞き直す。
「だから、浮気しに行く。」
「………」
ユーリは頭を抱えた。
この頭痛は二日酔いだからではない。
「昨日のこと怒ってるなら誤解だからな、あいつとは何もなかった」
「…あいつ…ねぇ…」
フレンが冷たい視線を向ける。
「名前知らねぇんだよ」
「…名前も知らないような人と一緒に寝るんだね、君は。あんな…格好の…」
思い出しただけでも恥ずかしく、腹立たしい。
フレンは忘れようとするようにふるふると首を振る。
「あれはただの事故だって。俺朝まで女が来てるなんて忘れてたし。」
「だったら昨晩何があったかなんて覚えてるはずないね」
「覚えてるっつの!寝ぼけて布団入っちまっただけだよっ女が居んの忘れてて!」
始めは冷静に話し合いに持ち込もうと思っていたユーリだが
話を聞こうとしないフレンに徐々にヒートアップしていく。
「どうでもいいよそんなこと。殆ど裸の女性と君は一緒に寝てた。これが浮気じゃなくてなんなんだ」
「だから事故だって!」
「……もういい。僕は浮気するって決めたんだ。帰ってくれ」
「ちょ、」
フレンは話は終わったとばかりに部屋を出る。
「は、ハンっお前にナンパなんか出来るかよっ!」
最早自分しかいない部屋で閉じられた扉に向かって叫ぶ。
精々泣いて帰ってくるがいい!
「…帰ってくれないか」
「………。」
市民街の広場でフレンはユーリを睨みつけた。
「お前がナンパするところを見てやろうと思って。」
「……最低だな君は…反省って言葉を知らないのか…」
「反省する気も失せるっつの。」
ベンチに座って頭の後ろで腕を組むユーリを少し睨みつけてフレンは辺りをキョロキョロ見渡した。
…誰にどう声をかければいいのかわからない…。
はっきり言って惹かれる人など一人もいない。
ぐるっと見渡しただけでもユーリが一番いいだなんて思ってしまって
そんな感情は捨てろと首を振った。
ユーリ以外の人に、そういう気持ちになれないのは喜ぶべきところか、悲しむべきところか…。
だがそうは言ってられない。
浮気をするんだ。
ナンパしてデートをするんだ。
できっこないと高見の見物をしているユーリの鼻っ柱をへし折ってやるのだ。
「声掛けねぇとナンパになんねぇぞ~?」
やっぱり出来ねぇんじゃねぇか、と含み笑いをするユーリを睨みつける。
「今掛けようと思ってたんだっ」
「どうだか。」
その余裕な態度が気に入らない。
ユーリは…僕がナンパして浮気しても何とも思わないんだろうか…。
急に寂しくなって顔を曇らせる。
「あの、すみません」
その言葉はフレンからではなく、フレンに掛けられたものだった。
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最近虎があまりにも弱すぎて弱いと書かずにはいられなかった。
なんかもう順位とか気にならないです(笑)
「…なんか着たら?」
「着替え無いの。一日中着てるのって嫌じゃない?」
「…あっそ。」
「見慣れてるみたい。結構遊んでる人?」
「好きな解釈してくれ。」
「じゃあ私とも遊びましょうよ…」
女性はユーリが座るベッドにしな垂れかかった。
誘う様にユーリを見詰める。
「お姉さん相当遊んでんな…」
「酔ってるのかも。」
「悪いけどその気ねぇから。一人で寝てくれ」
ユーリは椅子に座り直して言った。
「残念だわ。あなたのこと好みなのに。」
もう寝てくれとばかりに手をひらひらと振ってユーリは手と足を組んで眠りの体勢に入った。
女性も仕方なく眠りにつく。
それから暫くして、ユーリはふと目を開ける。
変な寝方をしていたせいであちこち痛い。
「…いてて…なんでこんな所で寝てんだ俺…」
思っているよりも酔っていたらしいユーリはベッドで女性が寝ているなんてすっっっかり忘れていた。
立ち上がり、ベッドに移動する。
女性が端の方で寝ていたせいで女性の存在に気付くこともなく寝転がってそのまま意識を飛ばした。
そして朝。
左頬に尋常じゃない痛みを感じる。
「……最悪だ…」
女性は押しかけ妻のように台所に立ち朝ご飯の支度をしている。
「昨日の彼、知り合い?」
「…まぁ…」
「浮気者って叫んでたけど?」
「……ちょっとした…コイビトってやつ…。」
「…へぇ…あなた男が好きだったんだ…通りで私が誘っても無反応なわけよね…」
「誤解すんなよ、男が好きな訳じゃねぇよ。あいつが好きなんだ。」
「ごちそうさま。」
興味なさ気に返事をした彼女に眉を寄せて、そして立ち上がると身支度を整え出した。
「どこ行くの?」
「このままじゃまずいだろ、会いに行ってくる。あんたは適当に帰ってくれ」
「…何か盗まれるとか思わないの?」
「ラピードがいるからな。頼むぜラピード」
ユーリが言うと「ワン!」と大きな犬が立ち上がって返事をした。
ユーリは部屋を出て城を目指す。
慣れた道だ。
簡単に城に侵入してフレンの私室まで木を登って窓から覗き込む。
フレンが部屋にいた。
どこかに出かけるのか上着を羽織っていた。
コンコンとガラスを叩くとフレンが振り向いてそこにいる人物を見てムッと顔を歪ませた。
無視して準備を進めるフレンに「開けねぇと叩き割んぞ」と脅すと渋々開けてくれた。
「どっか行くのか?」
フレンは暫くユーリを窺うように黙り込んだが冷たい目を向けて言った。
「浮気しに行くんだよ」
フレンに休みだと言ったあの日。
休みは取れないと言われて少し…いや内心かなり残念だった俺は
この休みを一人でどう潰すか考えていた。
久しぶりに酒でも飲みたいな、とふと思って飲み屋に行ったのが間違いの始まりだった。
一人で飲んでいた自分にやたら色目を使う女がいた。
彼女も一人の様でそれぞれ4人掛けの丸テーブルに座っていて、
それが位置的に向かい合う形になっていた。
こう言ったらなんだがユーリはモテるので女の視線には慣れている。
無視していたら女の方が痺れを切らして近付いてきた。
「こんばんは」
「…こんばんは。」
「君カッコイイね、一人?」
「ずっと見てたならわかってるだろ、お姉さん」
「気付いてて無視するなんて酷い人なのね。慣れてるのかしら」
「さぁね」
面倒臭そうに言うユーリに彼女はクスリと笑みを浮かべる。
「ねぇ、家近い?」
「ほどほどに。」
「実はさ、私帰るとこないんだ。君んとこ泊めてくんない?」
「酷い奴だからやめといた方がいいと思うけど?」
「優しく近付いてくる人より安心出来るわ。」
「わりぃけど他あたってくれ。友達とか近くにいねぇの?」
「旅行中なの。財布落としちゃって…お酒一杯分のお金しかないのよ。」
「そりゃ大変だな。」
「あなたがダメなら他あたるわ。体売れば屋根には困らないわよね?」
ちらりと視線を向けたのはいかにも、な男たち。
さっきからちらちらこちらを窺っているのもユーリは気付いていた。
「………広い守備範囲をお持ちだな」
ユーリは顔をしかめる。
あんな男に付いて行ったらどうなるかなんて火を見るよりも明らかだ。
「しょうがないじゃない?この辺り物騒だし」
「わざわざ物騒な連中に付いて行こうとしてる奴の台詞とは思えねぇな」
「これも何かの縁よ。私が死体で発見されたら土に埋めるくらいしてちょうだいね」
女性は立ち上がる。
「……あぁもうったく!わかった、今晩だけだからなっ」
ユーリもお金を置いて立ち上がる。
見え見えの嘘だったが放っとくわけにはいかない。
「やっぱり、あなたは断れない人だと思ってたわ」
「脅しといてよく言うぜ…」
仕方なく部屋に上がらせた女性は早速シャワーを借りたがった。
適当に使ってくれと返事を返してユーリはラピードにご飯をあげた。
そしてシャワーから出てきた女性は下着姿だったのだ。
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気が付けば〆切が近い……
間に合うのか微妙だ…;;;
「ん…?あら…あなた…誰?」
寝ぼけ眼で見上げる瞳。
目を擦りながら体を起き上がらせる。
あなた、誰、だって…?
それはこっちの台詞だ…
フレンの中にふつふつと怒りが沸き起こる。
「…こ…ここで何を…?」
震える声で必死に言葉を紡ぐ。
女は妖艶に笑って隣で眠るユーリの頭を撫でた。
「…聞く?そういうこと…」
プチンとなにかが切れた音が頭に響いた。
顔は赤く染まっていく。
震える拳を抑えられない。
「…きみは…」
ガシッとユーリの胸倉を掴んだ。
それを力に任せて上に持ち上げる。
ユーリの体が持ち上がる。
「…んぁ…」
息苦しさで漸く目を覚ましたユーリだが既に遅かった。
「…っきみは…っ最低だ…っ!!この浮気者ーーーっ!!!!!!」
グシャーッと変な音がするくらい力一杯殴り飛ばした。
まだ半分夢の中にいたユーリはまともにくらって意識を再び飛ばしてばたりと倒れ込む。
はぁはぁと肩で息をしてフレンは表情を辛そうに歪めた。
「…酷い奴だ…」
昨日、明日は休みだと自分に報告しにきたユーリ。
自分はそれを断ったけど会いに来るくらいのことも微塵も思われてなかったのか。
知らない女性と二人、ベッドの上で仲良く…。
フレンはそのまま女を見ることなく部屋から出て行った。
部屋に残された女は暫し呆気にとられていたが
はっと気が付くとユーリの元に駆け寄りペチペチと頬を叩いた。
「ちょっと、大丈夫!?」
「………」
遠くの方で声を感じる。
泣き出しそうなあいつの顔が見える…。
頬にひやりとしたものが置かれるのをしっかり感じて意識を浮上させる。
ぼんやり開けた目の前にあいつがいた。
「……っフレン…、良かった…」
泣いてんのかと思った……
無意識の行動で目の前のそれを引き寄せて抱きしめる。
抱きしめて…違うとわかる。
「……」
わかった瞬間反射的に体を引き離した。
「…誰…だっけ…」
「やだ。昨日あんなに盛り上がったのに忘れちゃったの?」
見れば女性は下着姿で乱れている。
幸か不幸かユーリには身内に露出度の高い仲間がいたので
変に見慣れてしまっていて動揺することもない。
「…ヤってねぇよな?」
「どうかしら」
「………ヤってねぇな。」
確信を持って言うと女は苦笑いを浮かべた。
「こんな美人が誘ってるのに変な人。」
ほっとけ、と手に顎を乗せると口の中が切れていて頬は少し腫れていた。
「すぐ冷やしたんだけどやっぱりちょっと腫れちゃったね。
にしてもすごかったわ、何されるのかと思った。」
「………」
この痛みは夢であってほしかったとユーリは思わずにはいられなかった。
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虚空の~聞きました…っ!!以下ネタバレ~~
あのキャナリの例のシーンのBGMやばい、神。
その時のセリフの走馬灯やばい、演出神。
ダミュロンの「俺も……あんたが好きだよ、キャナリ」っていうのが切ない…っ!!!
「これを止めてくれ」っていうのも切ない…っ!!!
竹本さんの演技がやばい~~…
おっさんよくあそこまで立ち直りましたよホント…
ユーリたちの前に出てきたシュヴァーンはいろいろなものを背負って生きてきてたんですね。
おっさんは強い。
そして同時にレイフレに萌えてしまう謎(笑)
原作読んでないので途中端折られすぎてて意味がよくわからなかったですが
それでも後編がものすごい楽しみですっ
ていうか映像で見たい。
追記
すみませんまた手違いがあったようで更新予約がうまく行ってなかったみたいです~~;;;
更新が遅くなってしまってすみませんでしたっ!!!;;
(一応ネット上には上がってたみたいではあるんですが…;;;)
