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コンコン、と一応ノックをしてそれでも返事を待たずに扉を開けた。
部屋に入るとラピードがユーリの方を見てどうしようと困っている目を向けた。
ラピードは主で膨らむベッドの傍らでうろうろしていた。
近付いてラピードの頭を撫でてやる。
「フレン」
名前を呼ぶとモゾモゾと布団から目の部分まで引き下ろしてフレンがユーリに目を向けた。
「…う~、ユーリ…」
そんなフレンを見た瞬間苦笑が漏れた。
フレンの顔を見て安心したのかもしれない。
「大丈夫かよ、酷い顔してんぞ」
よしよしと頭を撫でてやる。
「…気持ち悪い…」
「おっさんと飲みに行ったんだって?」
「社会勉強なんだって」
「ほぉ~…」
あのおっさん後で絶対殴る、ユーリは心の中で決意を固める。
「僕こんなに弱かったかな…」
「ま、疲れも溜まってたんだろ、いい機会だしゆっくり休め」
「…あれ、そういえばユーリここに居ていいの…?」
フレンが何のことを気にしているのか理解して「あぁ」と思い出したように声を出した。
「もう終わった。降参した。」
「降参?…ユーリがしたの?」
フレンは楽しそうに微笑む。
「なんだ?嬉しいか?」
「ちょっとね、僕も今ユーリ来てくれないかなって思ってたとこだから」
ふふっと微笑むフレンを見てユーリも微笑む。
「水飲むか?」
「あ、うん、ありがとう」
ユーリの厚意を素直に受け取って二人は甘い時間を過ごした。
夜にはすっかり回復したフレンは皆に頭を下げたが、
やっぱりおっさんが悪いという結論が出ておっさん一人が責められて一件落着という
お決まりのパターンで一連の騒動は幕を閉じた…はずだった。
「まさか丸1日もたないとはね…」
リタが総評を述べる。
「いや今回のは部屋割が悪いだろ、普通だったら丸1日くらいはもった」
「威張って言える内容じゃないわよっ」
ユーリが言った台詞にリタがすかさずつっこんだ。
「ま、敗者のユーリには私の言うこと聞いてもらうから」
「あぁ~なんか途中からそんなことになってたなぁ…」
リタが言うことにそういえばそんな展開だったかとユーリが天井を仰いだ。
「え、そんなことになってたのかい?」
フレンは初耳だと目を瞬く。
「何でもいいわ、何してほしいんだよ?」
ユーリが潔く腹をくくるがそれにフレンが待ったをかける。
「ちょっと待ってくれっ確かにユーリが先に降参したのかもしれないけど
それは僕が寝込んでたからで…っ僕の方が先にユーリに会いたいと思ってたんだから
僕が罰ゲームを受けるべきなんじゃないか!?」
「いや、俺はその前からお前んとこ行こうとしてたし…」
「僕はそもそもこんな話が出た時からちょっと苦しくて…」
「それは俺も一緒だ」
「ユーリ…っ」
「フレン」
見詰め合う二人。
リタの血管が切れる音がする。
「だからいちゃつくなっつってんでしょーっユーリ!フレン!!言うこと聞いてもらうわよっ
半径3メートル以内に近付くの禁止っ!」
「や、無理、降参」
「あ、僕も…」
「いい加減にしろーっ」
その夜は暴れるリタを抑えるので数時間要したが
ついに二人は引かず結局同じ部屋で眠りについたのだった。
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リタへのデメリットはこれだったのですね。
次回からはまた学パロです。しかし大学生設定です。
相変わらず酒が絡みます。
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次の日、メンバーが宿の食堂に集まる。
眠気まなこで朝の挨拶を交わす中、そこにレイウ゛ンとフレンの姿がないことに
ユーリは苛立ちを顕わにしていた。
「僕、見に行こうか?」とカロルが気を遣ってユーリとリタの両方を伺いながら尋ねる。
そこにレイウ゛ンがやって来た。
その様子は何故か恐る恐るというのがしっくりくる。
「あ、おはようレイウ゛ン」
「あ、あぁ、おはよう諸君…」
口調はいつも通り胡散臭いが目が泳ぎまくっている。
「…フレンは?」
ユーリが怪しそうに言う。
レイウ゛ンはあ~とかう~とか歯切れの悪い声を出した後申し訳なさそうに漸くユーリを見た。
「ゴメン青年…っ」
「は?何がだよ?」
突然謝られてさすがに動揺した。
「…まさかあんな弱いとは思わなくて……」
「…弱い?」
ユーリの表情は引き攣る。
「あんなとろんとろんになるとは夢にも思わず…
あ、大丈夫よ?介抱しようとした女の子たちは青年の相棒が綺麗に追っ払ってたから」
「…さっさと結論いいなさいよっ今あいつはどうしてんのよ!?」
リタが痺れを切らせて先を促す。
「…や、だからつまり…
今二日酔いで寝込んでます…っ」
その瞬間胸倉を思いっ切り掴まれて引き寄せられる。
「…どこ連れてってんだよおっさん」
完全に切れている。
「や、ホントあそこまで弱いとは思わなかっ…いやホントすみません」
レイウ゛ンは睨まれて素直に謝った。
勢いよくおっさんを解放するとそのままどこかへ行こうとするユーリをリタが止めた。
「ちょっとどこ行くのよっあんたの負けだからねっ」
と叫ぶのをもう好きにしてくれと手をひらひらと振って宿の階段を上がった。
「ユーリと一緒の部屋なんて久しぶりだね」
カロルは嬉しそうにベッドに腰掛けて足をブラブラとばたつかせた。
「…嬉しいのか?カロル先生」
「うん嬉しいよ」
屈託ない笑顔で答える。
「…先生ホント素直だな」
「え、そう?」
自分と同じ部屋でもさしてすることもないと言うのに何が嬉しいのだろうか。
「カロル、おっさんとよく一緒だったよな」
「そうだね……余り者同士…」
カロルはぽそりと付け足したがユーリには聞こえなかったようだ。
「どんな風に過ごしてたんだ?」
「レイウ゛ンと?…う~ん、レイウ゛ンよく夜中まで出掛けてるからなぁ~」
「そうなのか?」
「それで深夜にお酒の臭いとかさせながら帰ってくる。」
「ふ~ん…」
ユーリが頭の後ろに手を組んでベッドにごろんと転がる。
「あ、でもさ、レイウ゛ンそうやって帰ってくる時よくベッド間違えるんだよね~」
「………、どういう意味だ?」
ユーリは嫌な予感を抱きながらカロルに尋ねる。
「どういうって…だから僕の布団に入って来るんだよ。
いつもそれで起こされるんだ~、ホント参っちゃうよね~」
「………俺ちょっとトイレ行ってくる」
「え、ユーリ!?」
立ち上がろうとしたユーリの服をぐっと掴む。
「何だよ、トイレだって…」
「嘘ばっかり!フレンとこ行くんでしょ!?」
「……ちょっとだけだって」
言って部屋を出ようとするユーリの腕を更に力強く引っ張った。
「ちょっと待ってっ、僕リタに見張ってるように頼まれてるんだよっ」
「そんなの先生が黙ってりゃいいことだろ?」
「そんなのばれた時に怖いよっ」
「大丈夫大丈夫、ささっと行ってささっと帰ってくるから」
「え~でも…」
「いいか、フレンの貞操の危機なんだ、カロルだって清らかなフレンが好きだろ?」
「え…なんか話が変な方へいってる気がするんだけど…」
「いやいや、相手はあのフレンだ。
おっさんがあの無精髭生やした顔でほお擦りでもしようもんならそれだけでなんか汚された気になる」
「そんなことは……なんかわかるけど…」
「だろ!?ちょっと様子見とラピードに警戒強めるように言ってくるだけだから、な?」
「…う~…ユーリがそこまで言うなら…」
カロルは悩んだ末ユーリの肩を持った。
「それでこそ男だぞカロル!じゃ、行ってくるわっ!」
ユーリが意気揚々と扉を開けたその先に
「どこ行くのよ」
リタがいた。
「……なんでいんだよ…」
「私勘も結構いいの。カロル、あんた裏切ったわね…」
「ひぃっごめんなさいっ」
カロルは布団を被って震えている。
「や、カロルは俺が頼み込んだから仕方なくやったことなんだ。ってかちょっとだけだから…」
「ダメよっちょっともダメっそんなことしたらあんたの負け決定よ!私の言うこと聞いてもらうわよ!」
「いつの間にそんなことになってんだよ!?」
「罰ゲームあった方が燃えるでしょ?」
「その前にリタのデメリットはどこにあんだよ」
「とにかく!もう部屋入って大人しく寝なさい!いいわね!?」
「………、わかった」
「よろしい。カロル、今度裏切ったら酷いからね」
「わ、わかったよっ」
「………」
これはカロルの為にも部屋から出れねぇなとユーリも大人しく部屋に戻った。
近付くのを禁止されてから数時間が経った頃、漸く街にたどり着いた。
ユーリとフレンはそれぞれパーティーの前と後ろの護りを任せられ道中もしっかり離されていた。
一行は早速宿の手配を済ませる。
カロルが戻ってきて成果を伝える。
「今日の宿は二人部屋4つだよっ」
「ってことは2人1部屋ね…」
レイウ゛ンが言う。
「とりあえず男子と女子で分かれて…」
「もしかしてここでも近付くの禁止なの継続されてるのかな…」
フレンがリタに聞く。
「あったりまえでしょ、それとも何?二人一緒じゃなきゃ眠れない?」
挑発的な口調に二人は何でもない風に答えた。
「んなこたねぇよ」
「そうだね、理由はよくわからないけど別にそうしてもらっても構わないよ」
二人が頷くとカロルが「え、じゃあ…」と意見を述べる為に謙虚に手を挙げた。
「僕ユーリと一緒がいいな~、ダメ?」
「別にいいぜ」
「じゃあ僕はレイウ゛ンさんだね、よろしくお願いします」
ぴくりとユーリが反応する。
「別によろしくされることはないと思うけどこちらこそよろしくね~」
「………。」
ユーリは微妙な顔で二人を見詰める。
「じゃあまた明日ね、ユーリ」
にこやかに手を振って立ち去ろうとしたフレンの手をとって真剣な目で見詰めた。
「絶対一緒に寝たりすんなよ!?」
ぶっ
と思わず吹き出したのはレイウ゛ンだった。
「そんなことするわけないだろ」
と普通に返すフレン。
「や、なんかおっさんだとちょっと心配なった。」
「どういう心配してんのよっ」
リタが堪らず声を荒げる。
「酷いわよっおっさんだってそこまで見境無くないわよっ」
「おっさんうざいっさっさと部屋行きなさいよ」
しっしっと手を振られておっさんは頬を膨らませて去って行った。
「あ、じゃあ僕も行くよ、おやすみ」
「おう」
と片手を上げて返して、
傍に控えていた相棒と目配せすると、頭のいい相棒は気付いたようで
とことことフレンの後を追って行った。
「あれ、ラピードこっちで寝るの?」
「ワン」
「そっかじゃあ行こうね」
と嬉しそうに微笑むフレンを見送るユーリを見てリタは呆れた顔をしていた。
「どんだけ心配してんのよ」
「あいつ天然だからな」
と返してユーリもカロルと部屋に向かった。
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マイソロクリアーーーっ
ネタばれなので反転します。
ラスボスに第三形態があると信じて秘奥義を温存した俺涙目。
というわけで、主な絵が風景とカノンノというエンディングを見て見事本編クリア!!
ていうかあの最後の絵のアニメの中にフレン隊長いましたか??
見逃したのかな…。
いや、いたとしてもユーリの隣にいないなんて何事。
あ、ユリフレラブラブイベントも発生しましたね!!
いきなり決闘になる2人の会話のノリについていけませんでしたが(笑)
まぁ2人にしかわからないことがあるんでしょうww
フレンはなんだかエステルを連れ戻すのは任務でユーリを騎士団に戻すことが
自分の意思って気がしますね。というかした。あの会話はそんな気がした。
道中のユーリのスキットが可愛かった。
魔物だらけのところで待ち合わせをふっかけるというずれた思考の持ち主の
フレンちゃんが心配なのでとっとと待ち合わせ場所に行きたがるユーリ。
色んなことを背負い込んでるフレンちゃんが心配なユーリ。
昔とは変わったっていうフレンを繋ぎ止めたいのか一緒に歩いていこう的なことを言うユーリ。
ユーリ、フレンのこと好きすぎますね。(ユリフレフィルター全開なイベだった…っ)
せっかくなのでユーリを操作してとどめもユーリで!とか思ってたら
オートディセンダーに取られました。
いきなりダオスやユグドラシルとの決闘のイベントが発生して
いや絶対無理ゲーなんだぜこれってちょっと放置してますwww
とりあえずグレードショップでキャラリメイクのとかつけたり。
ルカとイリアの仲直りだけ済ませました。
追憶とかまだ行ってないんですが2のときの世界樹の麓でしたっけ?
あそこみたいだったらまたコレットの力を借りざるを得ない。
結局2ではダオスに会っていないよ…。
そうそう、2のカノンノきたーーーっですよ!!!
やっぱカノンノは2が可愛いvvv
「ユーリ」
「ん、どうしたフレン」
甘い空気が流れる。
周りにいたメンバーは空気化して「あぁ、また始まった…」と肩を落とした。
「腕、怪我してる」
「ホントだな、まぁかすり傷だし唾つけときゃ治んだろ」
「化膿したらどうするんだ、ほら治すから傷見せて」
フレンがユーリの傍に座って腕に手を翳す。
ぽぉっと光出してみるみる傷が塞がる。
ユーリの視線はそんな傷が治り行く様には向けられず、目の前に座る幼なじみに一心に注がれる。
「…かわい…」
ぽつり呟いた言葉はフレンの耳に届いたのか届いてないのか。
「はい、治ったよ」
ぽんぽんと優しく腕を叩いて微笑む。
「ん、サンキュな」
ユーリも笑顔で返す。
周りには振り撒かないフレン専用の甘ったるい笑顔だ。
そうして暫く見つめ合う。
大体いつもこのくらいの頃合いで仲間が痺れを切らすのだ。
「ぅおっほんっ!」
レイウ゛ンがわざとらしい咳ばらいをする。
「いい加減にしなさいよねそこのバカップルっ!毎日毎日一日中いちゃついてっ!」
リタがすごい形相でまくし立てる。
「いちゃついてる?」
誰と誰が?とでも言いたそうに首を傾げる二人。
「あんたらのその無駄に見詰め合ってる時間でちょっとでも歩けんのよっ
街までつかなくて野宿とかになったら殴るわよ!?」
「いつもなんだかんだ言って着けてんじゃん。それにいちゃついてねぇし」
「あれでいちゃついてないとかあんたらがいちゃついたら一体どうなんのよっ」
「え、そもそもいちゃつかないよ、ただの親友だし…」
フレンが苦笑しながら言うがリタの血管はブチ切れ寸前だ。
「あんたらのその関係が親友だと思ってんならあんたらは親友の定義を間違ってるわよっ」
「え、じゃあ僕とユーリの関係って一体何なんだろう?」
「親友が違うなら家族じゃね?」
「あ、そっか!そうだね、ユーリとは昔からいつも一緒だし!」
「家族でも見詰め合ったりしないわよっ!!!」
いい加減にしろとついに爆発する。
「り、リタっち、気持ちはわかるけど落ち着いて…」
レイウ゛ンが哀れみの言葉をかける。
「何怒ってんだよリタ、無駄な話してないで進んだ方がいいんじゃね?」
「…無駄な話ぃ~?」
リタの眉がぴくりと反応する。
「そうだね、街はもうすぐだし」
さぁ行くかと歩き出す二人。
リタの我慢の限界はついに訪れた。
「あんたら…もう半径3メートル以内に近付くの禁止ーっ!!!」
二人の間に入って二人の体を両手で引きはがした。
「部屋も同室禁止っ治癒術はフレン以外に頼みなさいっとにかく離れろっ!!!」
「はぁ!?」
「り、リタ…?」
「……出来るでしょ?ただの家族なんだから四六時中べたついてないと死ぬわけでもあるまいし」
にっこり笑うリタが恐ろしくて二人はこくこくと頷くしか出来なかった。
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