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ユーリからの耳を塞ぎたくなるような告白のあと、一体何がどうなったのかはあまり覚えていない。
始終上の空だったフレンはいつの間にか帝都の私室に戻っていた。
「お前抱きしめてもキスしても全然無反応だもんな…」
なんて言ってきたので一瞬殴りかけたのだが
「冗談だっつのっ」と弁解してきたので何とか踏み止まった。
どうやって帰って来たんだと尋ねると手を引っ張って、と返ってきた。
そうなんだ、と今更少し恥ずかしくなる。
「お疲れ様です、フレン、ユーリさん」
「お帰りなさい」
そこに何気なくやって来たのは本来ぶらぶら出来る立場ではないヨーデルとエステリーゼだ。
「ヨーデル様っエステリーゼ様も…っ報告ならこちらから出向きますからっ」
フレンは慌てて頭を下げる。
「いえ、ちょうど休憩時間ですし、フレンたちは長旅で疲れているでしょう」
「いやしかし…」
「で、どうでした?何か進展はありましたか?」
フレンの言葉は軽く無視して旅の成果を尋ねる。
「あ、これからもダングレストやノードポリカのギルドと力を合わせていくという意思の再確認と…
アスピオ復興、オルニオン開発なども協力しあって…」
「いえそうではなく…」
「は?」
フレンが会合で話し合ったことを報告していると違うとヨーデルに止められてしまった。
「道中宿は利用されましたよね?」
「え、えぇ…」
意味深なヨーデルの言葉にフレンは首を傾げる。
「私たちからのささやかなプレゼント、気に入って下さいました?」
エステリーゼが胸の前で手を祈るように組んで期待に満ちたキラキラした目で見詰めてきた。
「え、プレゼント…?」
フレンは首を傾げたがユーリは「あぁ…」と何か思い当たる節があるのか声を漏らした。
「おかしいと思ったんだよな、どこ行っても一人部屋しか空いてないって言われてさ。」
「は?あの、何の話…」
フレンの頭は混乱する。
「あの日俺がここに来たのもエステルに言われたからだし…
確実にフレンが部屋に居る時間知ってたからなんだな
ダングレスト出発前にここに来させたかったんだろ、
ってことは一番に俺を帝都に送ってったジュティも共犯か…」
「みんなで話し合ってそろそろ一歩進んで貰おうってことになったんです。
リタは面倒がってましたけど…」
苦笑を漏らすエステリーゼにフレンの頭は真っ白になる。
なんだこれ…
フレンとユーリのくっつきそうでくっつかない距離をもどかしいと思った仲間から
まさかこんな計画を練られていたなんて…
「あ、ちなみにダングレストで縁談の話が持ち上がったと思いますけどそれも冗談ですので」
ヨーデルが満面の笑みを向ける。
「あ~、だからおっさん俺をあそこに連れてったんだな…」
「ちょ、ちょっと待ってくれ…っ何がなんだか…っ」
頭を抱えてうろたえるフレンの肩にユーリはぽんと手を置いて満面の笑みを向けた。
「でもダングレストであの部屋になったのは俺が言ったからだから!」
「そんなこと聞いてない…っ!!!」
ユーリの顎に綺麗にアッパーが決まった。
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長らくお付き合いありがとうございました。
これにてこのお話はお仕舞いです。
途中長すぎるのも何だかと思って急ぎ足になってしまったんですが;;
次回はまたすれ違い系でございます。っていうか酔っ払い系。
マイソロはまだ見習いが終わったところですよ。
っていうか初期メンバーがいのまたテイルズすぎて笑う。
クレスとミントしかいねぇよ!!
ロイド~~ルーク~~っユーリーーーっ
あ、そういえばパパはいた。
ロイドどこにおんねん。
クラロイ親子ネタはあるんだろうか。
あのモグラたちのBGMが可愛すぎます。
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突然抱きしめられて状況が飲み込めないフレンは回らない頭をフル回転させて声を発する。
「…え、え?ユーリ…え、あの…」
ユーリの腕の中で落ち着かない様子でもぞもぞと身じろいで離れようと試みるフレンを
ユーリは更に強く抱きしめるとフレンはびくりと反応して体を固めて動かなくなった。
「だから、俺もお前が好きだっつってんの」
「…え、え!?う、嘘だ…っ」
「あのな、嘘ついてどうすんだよ…」
「だって…僕なんか…ユーリが……そんなの…あるわけ…」
「なんでそう考えるかな…俺はずーっと昔から、
お前が俺のこと好きになってくれるよりも前からお前のことが好きだったんだぞ」
「…え…………嘘だよっそんなの感じたことないもんっ!」
フレンは腕の力を強めて体を少し離すとユーリの目をキッと睨みつけた。
「そりゃお前が鈍感だからだろ、認めたかないが周りの奴らにはもろバレだったからな…」
「…周り…?」
「周りは周りだろ、エステルとかおっさんとか…下町の連中に騎士団の奴ら…」
「え、エステリーゼ様も知っているのか!?」
指折り言うユーリにフレンが言葉を割り込ませた。
「あぁ。すげぇ応援してくれてんぞ」
「…………」
そんな…一時は二人の仲を疑うまでしたというのに…
フレンは全て自分の杞憂だったとわかって全身から力が抜けるのを感じた。
足にも力が入らなくてその場に座り込む。
ユーリはフレンが怪我しないように支えながら一緒に膝をついた。
「…そんな…それじゃまるで僕だけ知らなかったみたいじゃないか…」
「んー、みたい、じゃなくてまさにそうなんだけどな。あとバレバレだったのは俺だけじゃねぇからな?」
「ど、どういう意味…?」
嫌な予感がする。
フレンが引き攣りながらも尋ねる。
「や、だからお前の気持ちもバレバレだったってこと。」
「…っ!!」
ぶぁーっと顔が熱くなる。
「いやぁ可愛かったなぁばれてないと思って取り繕うお前は。」
「………」
あぁ、耳を塞ぎたい…
まさか自分がそんな恥を曝して生きてきていたなんて…
「それなのにお前寝てる時とかすげえ素直だからな、
くっついてきたり「好きだよ」って囁いてくれたり…」
「寝相悪かったってまさかそれ…?」
「あぁ。フレンさん大胆過ぎて俺眠れなかったわ…」
「………」
なんだかだんだん第三者的立場から話を聞いてる気がしてきた…。
そんな奴は知らない。
フレンはユーリへの気持ちを隠しながら生きてきたはずだ。
そんな奴は知らない…はずなんだ。
あ、因みにみんな応援してくれてっから。と笑顔で付け足されてフレンはもう泣きたくなってしまった。
「…あの…さっき…」
フレンが話し出すが視線は合わせない。
ユーリはそんな表情も逃すまいとしっかりフレンを見詰めていた。
「…その…」
「…お前が俺に告白するって言ったことか?」
言い出し難そうなフレンの言葉の続きを代わりに行ってやった。
カァッと顔を一層赤くする。
「…その…やっぱり知ってたよね…僕の気持ち…」
「………」
ここで知らなかったと言えば全てリセットされないだろうか。
いや、無理があるか。
「まぁ、お前わかりやすいしな」
「………」
黙ってしまった。
俯いたまま表情は読み取れない。
「……ごめんなさい…」
「ん?何がだ?」
突然謝られてユーリは首を傾げた。
「…気持ち悪いって思わなかった…?僕たち親友なのに…」
「……あれ?」
ちょっと待て。フレンは俺の気持ちに気付いてないんじゃあるまいな?
あんな堂々と人前で告ったつもりで居た俺は一体…
鈍感にも程があるだろこいつ…
「それなのにユーリは僕の傍から離れないで居てくれたの…?
僕が君のこと、そういう風に見ていても友達で居てくれる…?」
不安で揺れる瞳。
だがちょっと違う。
これでは告白ではなくて友達で居てくださいという一生友達宣言だ。
冗談じゃない、俺はお友達でこの関係を終わらせたくないんだ。
「フレン、俺に言うことあるだろ?俺ちゃんと聞いてるから言ってくれ」
ゆっくり近付いて目を合わせて促した。
「……ユーリ…」
「約束したよな?旅が終わったら言ってくれるって。」
「……旅は…帰りが…」
「いいから言え。すぐ聞きてぇんだよ」
「…………」
自分が何を言い出すか知っているくせに先を聞きたがるユーリ。
断ることは辛いことだろうに…。
それともそんなに気も遣ってくれるつもりもないのかもしれない。
それもいいかもしれない。
いっそ一思いにスパッと切ってくれた方が…。
フレンはユーリに向き直った。
「…あのね、ユーリ」
「あぁ」
「…あの…僕…ずっと前から…ユーリのこと好きでした。」
「…………」
「………?」
頭を下げて好きだと告げたがユーリの言葉は返って来なかった。
不安になって顔を上げるとユーリは俯いて手を額に当てて震えていた。
「ゆ、ユーリ!?ご、ゴメンそんな震える程嫌なんて…」
違う、と空いている方の手を出してフレンの言葉を止めた。
可愛すぎるし嬉しすぎる。
今まで長年の苦労がついに報われる日がやってきたのだ。
絶対に叶うことはないと思っていた唯一の願い事だったのだ。
「………」
ユーリは俯いたままフレンに近付いて、
ガバッとその体を抱きしめた。
それはもう力の限り。
「…っ俺もだ…っ!!」
その顔は今までに見たことのない程の満面の笑みだった。
やってしまった…
あれからすぐ会場を飛び出したユーリは一人情けなく肩を落としていた。
長年暖めていた「フレンから告白してもらう」という計画は完全に頓挫してしまった。
あんな…あれではユーリから告白したようなものじゃないか…
なんてことをしたんだ俺…
ずっと…ずっと楽しみにしていたのに…。
自分がフレンが好きだと気付いたときは諦めようと努力したものだ。
だけどどんなに頑張っても忘れられなくて、でもあいつのことを考えて告白はしないと決めていた。
それでも俺はあいつから離れるつもりはなかった。
好きな奴がこれから違う誰かと付き合って結婚するようなことがあっても、
それはきっと辛いことだろうけど覚悟を決めていた。
俺はフレンが好きだから離れたくない、そういう気持ちははっきりしていた。
そうやって心に整理を付けて暫く経った頃、
フレンの俺に対する反応がどことなく変わったことに気付いた。
顔を真っ赤にしたり、慌てたり、
これはもしや、と思った考えが確信に変わるまでそう時間はかからなかった。
嬉しかった、心の底から。
だがフレンはそれを一生懸命隠そうとしていた。(実際嘘が下手な奴なんでバレバレだったが。)
好きな人に気付かれまいと隠す姿は初めて見るフレンで、それが何とも可愛らしく見えたのだ。
それが自分に向けられている感情だから尚更。
もっと色んな表情が見たくなった。
今まで長い付き合いでも見たことないような、全ての表情が見たくなった。
フレンは告白するときどんな顔をするのか、とても興味があった。
きっとすごく可愛いのだろう。
最後まで聞く理性が保つかどうかはわからないがとにかく見たかった。
そこまで思いを巡らせて、はぁ、とまた一つ溜め息を漏らす。
それもどれも全部ダメになってしまった。
がくり落ちた肩は元気を取り戻すことはない。
しかし最早こうなってしまったのはしょうがない。
フレンから返事貰って今まで我慢してきたことさせてもらって憂さ晴らしさせてもらおう。
泣き顔が見たい。
可愛いんだろうなぁ…
なんて話が危ない方向へ行きかけたその時。
「…ユーリ…」
愛しの人の声がした。
振り返るとフレンは酷く困惑した様子でしかし顔は赤く、目はあちこちさ迷っていた。
ホント可愛いなぁ…
と漠然と思っているとフレンが覚悟を決めて話し出した。
ギルドの重鎮との縁談が突如浮上した。
考えたこともなかった。
所謂政略結婚というやつだ。
「こいつのとこの娘よりうちの方が美人だぜ?」
「何!?うちの子が一番美人だってのっ」
「いやうちの子は料理が得意で…」
候補がどんどん増えていく。
親同士で喧嘩が始まる勢いだった。
「あの、ご本人がいないのに勝手に話を進めるのはいかがなものかと…」
フレンが困惑しながら言う。
「なるほど、確かに。こういうのは本人同士のフィーリングが大事だしな。」
「まずは場を設けて…」
「…あ、あの…」
まだ了承したわけではないのに話が勝手に進んで行く。
「受けてくださいますよねぇ?」
「それとも誰か心に決めた人が?」
「…え…その…」
まさにその人に、目の前にいる彼にこの後告白しようという展開なのだが
さすがにそんなこと言うわけにはいかない。
この場には外ならぬ本人がいるわけだし…。
助けを求めるようにちらりとユーリに視線を向けると
ムスッと機嫌悪そうに目を据わらせて腕を組んでいた。
「断れよ」と唇を動かして伝えてくる。
確かにこれは断るべきだと思う。
でもユーリに告白したところでフラれるのは目に見えている。
ならいっそお見合いを受けて彼への迷惑な気持ちを諦めるのもありだと考えてしまった。
その人を好きになれたらユーリへの気持ちも忘れられるだろうか。
「悩んでます?」
ギルドの男が脈ありだと顔をにやけさせながら言った。
「えっと…」
いや、やっぱりダメだ。
そんな理由で女性と結婚するかもしれない話を受け入れるなんて…。
「とりあえず日取りだけ決めて一度会ってみるという方向で進めとくか」
「あ、いやその…」
「団長さんもきっと気に入るよ、うちの子は世界一だからな!」
「いやいやうちの子が一番!」
「ふんっ全部団長さんが決めることだ」
「望むところだ」
親同士火花を散らせる。
あ、なんか断り辛くなってきた…
会ってしまうと断れないかもしれない…
困り果ててユーリを見るとユーリは俯いて震えていた。
「………勝手なこと…抜かしてんじゃねぇっ!!」
最初は聞こえるか聞こえないかの声量だった言葉は最終的には叫ぶ形になりガタンと席を立った。
「…ユーリ…?」
呆気に取られる一同。
ユーリは頭に血が上っているようで気にすることはない。
「さっきから聞いてりゃ勝手に話進めやがって!フレンは俺が好きなんだよっ
この後俺に告白するって約束してんだっ結婚なんて俺が認めるわけねぇだろっ!!!」
「………………。」
まくし立てたユーリは暫く荒い息を繰り返し、そしてはっと気が付いた。
恐る恐るフレンを見ると真っ赤な顔でユーリを呆然と見詰めていた。
会合まであと数時間。
フレンはダングレストと大陸を結ぶ大きな橋にやって来ていた。
始祖の隷鳥との交戦で受けた傷はすっかり元通りで立派な橋になっていた。
そうだ。ここで…ユーリはエステリーゼ様の手を引いて…
自分の前から走り去って行ったんだ。
あの時自分の気持ちにはっきり気付いたんだ。
自分を殺してくれとユーリに言ったエステリーゼ様。
それを一時でも受け入れたユーリ。
この二人の間には言葉では言い表せない何かがあるんだと、そう感じた。
宿で見掛けたあの男二人組の旅人のことも思い出す。
「疑われる」
「冗談じゃない」
それが普通だ。
自分がユーリに想いを伝えたとして、それが成就するとは微塵も思っていない。
ユーリがいくら優しくてもそれはないだろう…。
フレンは一つ大きく溜め息を漏らし時間が迫ってきた会合に出席するためユニオンへ向かった。
「………、何でいるの…?」
ユニオンに着いたフレンはまるで幽霊でも見たような顔をしてその場に何故か居たユーリを見た。
「いや、ぶらぶらしてたらおっさんに捕まって…暇なら出ろって。」
「…いつも嫌がるのに…」
「んー、まぁ…暇だったからな」
「そうなんだ」
まだ呆然とユーリを見るフレン。
「それに俺、お前のボディーガードだし」
「ここではボディーガードいらないよ…」
なんてこと言うんだ、とフレンが咎めたところでおっさんがやって来た。
「まぁまぁ、青年もなんだかんだ言って関係者だからね」
「…僕が何度言っても聞いてくれなかったのに…」
思わずぽつりと呟いてしまった。
そのまま目も合わせずに用意された席に座った。
目の前に置かれた資料を手にとって早速目を通す。
「…あーあ、フレンちゃん拗ねちゃったわよ?」
「……ホント可愛いなあいつ…」
デレッとフレンを見つめる青年におっさんは呆れた溜め息を漏らし自分も席についた。
いよいよ話し合いが始まった。
始めは真面目な話題だったはずの会合はどんどん脱線の傾向を見せる。
「これからもこんな騎士とは仲良くしたいねぇ」
「ありがとうございます」
ギルドの人間がアルコールが頭に慢性的に残っているんじゃないかという風な
酔っ払った調子でフレンの肩をバシバシと叩いた。
「この絆は太く切れないものにしときたいよなぁ?」
「…と、言いますと?」
フレンが首を傾げる。
「わかってるくせに~騎士団長様はそのルックスで独身フリーときてる。
例えば団長さんと俺の娘が結婚でもすりゃ絆は深くなるだろ?」
「あぁなるほど………あの、例えば…の話ですよね?」
「え?」
「え?」
冗談ですまなさそうなギルドの親父にフレンは渇いた笑いで返すしかなかった。
レイウ゛ン、カロルと別れて宿に戻る。
「ちょっと飲み物買ってくる」と行ってしまったユーリをフレンは宿に先に入って待っていた。
受付が見える場所でラピードの頭を撫でてやる。
そこへ旅の男二人組がやってきた。
「いらっしゃい」
店主が笑顔で出迎える。
「空いてるか?」
「えぇ。部屋は別々で?」
「当たり前だろ」
はははっと笑い合う3人。
「今日は比較的すいてるんだ。」
「お、ラッキー」
「宿に入ってまで一緒にいたら疑われちまうからな」
「お前なんか冗談じゃねぇっての」
「こっちの台詞だって」
笑いながら鍵を受けとってフレンの前を横切って行く。
「…………。」
黙ってその会話を聞いていたフレン。
そこへユーリが戻ってきた。
「悪ぃ悪ぃ」
「…ユーリ、あの…」
「?、なんだ?」
「…………えっと…何でもない。」
「そっか?じゃあ部屋行こうぜ」
「うん」
部屋が空いているのにどうしてあんな狭い部屋になったんだろう。
店主が部屋が空いていることに気が付かなかった…?まさか…
言えば部屋は変えて貰えるだろう。
なのに、それなのに…
それは黙っていようと思ってしまった。
一緒に居たいから。
フレンは心の中でユーリに「ごめん」と謝った。
部屋にはベッドしかなく、ラピードも含め全員ベッドで寝ることになった。
狭いベッドでラピードを真ん中にして寄り添って眠る。
すごく…幸せだった。
まるで昔に戻ったみたいだった。
この幸せもこの旅が終わると無くなってしまうのか。
そう考えるとはかない気がしてしっかりと心に焼き付けておこうと、
フレンはそう考えながら目を閉じた。
朝、ユーリが起きた時にはフレンは身支度を整え終わっていた。
「…早ぇな…」
「会合が始まる前にちょっと街を散歩しようと思って。」
「んじゃ俺も…」
「いいよ、疲れてるでしょ?ゆっくり休んでくれ。ラピード、ユーリをよろしくね」
そう言ってラピードの頭を一撫でして部屋を出ようとするフレンをユーリは慌てて止めようとしたのだが
「大丈夫大丈夫、じゃあ行ってくるね」と一刀両断されてしまった。
扉に手を掛けたフレンは一度振り返る。
「あ、僕もうそのまま会合に行くからここはユーリの好きな時にチェックアウトしてもらって構わないから」
そう言い残して扉を閉めた。
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泊りがけの用事が明日からになったので今日は届いたマイソロを早速…vvv
でもキャラ作るのに相当時間かかり、
アスベルとリタのコスチュームの取り方がわからなくて時間があまりない罠。
今日どこまで出来るかな。
っていうか明日雪とか天気予報が言ってるんですが
チャリンコなんですが…;
「あ、こっちこっち!」
遅れてきた二人を見つけたカロルが手を振って呼ぶ。
「お待たせ」
「まだつまみしか頼んでないから二人食べたいもん頼んでね」
言いながらレイウ゛ンがメニューを渡してきた。
適当に数品頼んでテーブルの上がそこそこ賑わってきた頃、
「あら、レイウ゛ンじゃない」
と女性が声をかけてきた。
「あら、久しぶり~」
「ホント久しぶりよね、最近付き合い悪いんだから…で、何の面子なのこれ」
レイウ゛ンらしからぬ男ばかりの顔ぶれで女性が首を傾げる。
「…男よね?」
「………。俺に言ってんの…?」
女性がユーリに聞くとユーリはぴくりと不機嫌なオーラを纏わせた。
やばいっと思ったのはカロルとレイウ゛ン。
「あ、あの青年は見た目はこんなだけども…っ」
「そう!外見は美人だけど中身は残念なくらい男っぽくて…っ」
慌ててフォローをするが「ぷ…」と笑いを堪えられなかった声がして
カロルとレイウ゛ンは冷や汗を流した。
「…何笑ってんだよフレン…」
「ふふ…あ、ごめん」
「全然悪いと思ってねぇだろ」
「だって…昔からよく間違えられて告白とかされてたよね…」
尚も笑いを堪えながらフレンが言う。
「あのなっお前だって髪が長かったら絶対女に間違えられてるからな!?」
「だったら切ればいいじゃないか…」
「お前が俺は髪が長い方が似合うねっつったんじゃねぇか!」
「だって綺麗な髪なのに切っちゃうのは勿体ないだろ?」
「…俺はお前の髪の方が綺麗だと思うけどな」
きょとんと瞬きして自分の髪を一房手に取って見てみる。
「…ユーリの方が綺麗だよ」
「いや、お前の方が綺麗だ。」
「あの~…いきなりいちゃつき始めないで下さるかしら~…」
少し変わってきた空気にレイウ゛ンが釘を刺した。
「いちゃついてなんてねぇよっ」
「いちゃついてなんてないですっ」
二人同時に振り向かれて否定された。
これでいちゃついてないとか…
二人の関係が変わったらどうなんのよまったく…
レイウ゛ンは密かに近いうちにあるであろう関係の変化に苦笑した。
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明日から3日間?家にいませんので予約更新になります~はい。
ってかあまぞんから発送メールきてたー
うおおぉいはやくやりたいよ~まいそろ~~っ
