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9


「フレン」
後ろ姿がぴくりと反応する。
振り返ることはなかった。
泣いているのだろうか。
泣いている姿を見せたくないのだろうか。
「俺は別にそんなすぐ吹っ切れとか言うつもりはねぇんだ。ゆっくりでいい。
 お前があいつを忘れられたその時…俺がお前の中のどこにいれたかを…見てほしい…」
「…どこに…」
「無理強いはしねぇ。そんなんじゃお前はきっと笑わねぇだろうし…」
「…大丈夫…ありがとうユーリ…じゃあこの間の告白はリセットかい?」
「へ?」
振り返って小悪魔のように微笑んだフレンにユーリは素っ頓狂な声を出した。
「ぇ…あ、いや、それはない。俺は告白してお前は一応オッケーした。うん、取り消しはない。」
元の関係に戻るのが余程嫌なのかユーリは慌ててそれだけは否定した。
「わかった、じゃあそこは継続なんだね?」
「おぉ、忘れんなよ、お前今俺と付き合ってんだからな」
「…なんか変だね、ユーリと僕が付き合ってるなんて…」
クスクスと肩を震わせて笑う。
そんなフレンを見てユーリは「お似合いだろ?」とおちゃらけながらも
フレンが笑う様子を見て安心したように微笑んだ。
「もう帰ろうぜ、用事もすんだろ?」
「そうだね、そういえばユーリどうやってここまで来たの?」
「ジュティに頼んだ。帰りも帝都に送ってもらうから、お前も帝都戻るんだろ?」
「うん、じゃあお願いするよ。」
「っていうかお前こそどうやって来たんだ?」
「ノードポリカで頼んで…帰りは明日迎えがくる予定で…」
「じゃあノードポリカに寄ってその必要がないことを言いに行かねぇとな」
「そうだね、よろしく頼むよ。」
その部屋から出る瞬間、フレンは立ち止まって振り返る。
「………」
「…フレン」
ユーリに呼ばれてそちらを向く。
「ごめん、もう大丈夫。行こう。」

もう振り返ることはなかった。
二人は手をしっかり繋いで部屋を出た。



「早くあいつのことなんか忘れろよ」
「君を好きになったらどんないいことがあるんだい?セールスポイントは?」
「ん~?そんなんお前知ってんだろ?」
「えーと…部屋を散らかしたり濡れたままシャワーから出て来て部屋を濡らしたり…」
「それのどこがセールスポイントだ…」
「僕ユーリのこと知ってるからね」
「…あぁ…はいはい…そうだなぁ…まずカッコイイだろ?優しくしてやるだろ?」
「ユーリは優しいよね」
「お、そこは認めてくれんのか…なんか照れるな。」
「他には?」
「あぁ、あとは勿論…」
「勿論?」
「いろいろ気持ち良くさせてやることが出来る!!」
「へ~すごいね」
「お前が求めるなら朝からだって俺は付き合うからな!」
「ありがとう。」
ユーリってマッサージうまいんだなぁ
なんてフレンは考えるが、そのマッサージの正体を知るのにそう時間はかからなかった。




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これにて完結です。
次回はちょっと長いです。
全37話予定、ユリフレです。
ほぼユリフレしか出てきません(笑)
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8



「どうもしないよ」
「…どうもって…」
フレンはユーリを見て苦笑を漏らす。
「ごめん、何か勘違いさせてたみたいだね。」
「…は?」
ユーリは思わず間抜けな声を出した。
勘違いって何を?どこら辺だ?
「僕が好きなのはユーリだよ。昔からずっとね。」
「…ぇ…は?…や、お前…アレクセイのこと…」
「確かにアレクセイのことは好きだった。
 でもそれは騎士として、理想として、憧れを抱いていた「好き」で…別に恋愛感情じゃないよ。」
「………え…まじかよ…」
「…それでも…僕は彼に付いて行きたいと思った。彼の理想のために共に戦いたいと思った。
 ……ユーリ、たとえ君と戦うことになっても。」
「……」
「それが世界を平和に、と願う彼のすることなら…僕は…」
フレンの表情が歪む。
「でも…違った…彼のしたことは…結果的に世界を危険に曝した…」
「………。フレン…」
ユーリはゆっくりフレンに近付き肩に触れた。
俯いたフレンの肩は震えていた。
「…それでも忘れられなかったのは…やっぱり彼が世界を想ってしたことだから…。」
「………。」
「…でも、おしまいだ。」
「おしまい?」
顔を上げて、目に涙を溜め、赤くなった頬で微笑むフレン。
「僕は君と歩いていく道を選んだから、アレクセイと訣別にきた。」
「え…」
フレンはすっと手を出す。
そこには部屋から消えていたあの鎧の欠片。
「ユーリが僕の私室でこの欠片を見る度辛そうな顔してたの知ってた。
 ……本当は…君が僕に抱いていた気持ちも…ずっと知ってた…」
「………。」
「僕は君の優しさに無意識に縋った…寂しかったから…君の気持ちを利用した…」
「……。」
最低だろ?と顔を歪める。
「でも…そんな風に君と接するのが辛くて…だからアレクセイと訣別する覚悟を決めてここにきた…。」
「…そっか…」
ぐっと差し出していた鎧の欠片を握り締めた。
肩に触れていたユーリの手からすっと離れるとその欠片を勢いよく周りに広がる海に投げ入れた。
「……さようなら…アレクセイ…」
フレンの後ろ姿を見てユーリは拳をギュッと握った。





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3日連続キンキのコンサートツアー中。
昨日のは本当よかったです。席も内容も。
アリーナではなかったですが。
王子がものすごい近かった!!!
今までで一番近かったです。感動で泣きそうになってしまいましたwww
3日分覚えていたら時間あるときにでも感想を書きに来ます。
7



コツ、コツ…

靴音が響く。

青を基調とした水の宮殿。

フレンは一人、無感情で最奥までやって来た。

思い出す。ここであったことを。
出来ることなら生きたまま彼を捕らえて本当の心の内を聞きたかった。
何があの人をああさせたのか。
何があの人を狂わせたのか。
聞きたかった。
理由を、納得いく理由を。
そうしたら僕は…

彼の味方になれたかもしれない…。


ギュッと持っていた花束を握る手を強くした。
色とりどりの綺麗な花が震える。
はぁ、と落ち着けるために息を一つ大きく吐いた。
花束を両手で抱えるように持ち直し一歩前へ進む。
跪いてその花束に想いを込める。
目を閉じてありったけの。

ずっと好きでした。
あなたは僕の理想でした。
本当に、本当に…。


背後に気配を感じて目を開く。
「……ユーリ…」
ゆっくり振り返るとそこには息を切らせたユーリが立っていた。
「……やっぱり…ここに居た…」
「…どうしたんだ?こんなとこまで」
「…そりゃこっちの台詞だ。こんなとこまで何しに来た?」
「来たことないなと思って…」
「…前騎士団の調査で来たっつってたろ?」
ユーリが以前のことを思い出して言うとフレンはゆっくり首を振った。
そして真っ直ぐユーリを見て言った。
「墓参りに。」
「………。」
フレンは静かにまた前に向き直って花束を置いた。
「避けてたんだ。無意識に。忘れよう忘れようと思って…忘れられるはずないよね…
 そのことが心にずっと引っ掛かっていたんだから…」
「……なんで…突然一人で行こうなんて思ったんだよ…」
「…好きでした…って…伝えようと思って…言えなかったからね。」
「……」
「最後がどうだろうと…僕は騎士だったあの人に憧れを確かに抱いていた。
 あの人は僕の理想だった。」
「……それで…どうすんの…?」
「どうって?」
「そんなこと…このタイミングで言いに来てどうするつもりなんだ?」
ユーリは辛そうな表情を隠せない。
自分が告白して、なんとかオッケーを貰った直後、自分には何もいわず一人でザウデに来たフレン。
どうしたいのかわからない。
自分を切り捨てるつもりなんだろうか。
実は思い詰めた表情をしていたという証言を聞いていた俺は
フレンがまさかあいつの後を追うつもりかと焦ってきたのだがそういうわけではなさそうだ。
だったらどうして…

ユーリの問いにフレンは答えるため立ち上がってユーリに向き直った。
6



「っ…ぁ…はぁっはぁっ」
ひたすら走った。
貴族街を抜け、市民街から外へ出ようと出口へ向かった。

あいつが今いる場所は多分あそこだ。
なかった。
なかったのだ。
あいつの部屋からアレクセイの鎧の欠片が。
それを見詰める度、フレンは辛そうな表情をしていた。
あいつに馳せた想いが、まだ消えていないのは聞かなくてもわかっていた。

「…っフレン…っ」

走っているからではない汗が流れてくる。
何でそんな所に行ったかはわからない。
フレンが何を考えているのかわからなくて、とりあえず今は急ぐしかないとぐんぐん加速していった。

「こんなに急いでどこ行くの?」

「!、ジュティ!」
ふいに横から声を掛けられユーリが思わず急ブレーキをかけて振り返る。
ユーリはジュディスの方に駆け寄り勢いよく肩を掴んだ。
「ジュティっ頼むっバウルで連れてってほしい場所があるんだ…っ」
「え、それは構わないけれど…どうしたの?少し落ち着いて…」
「フレンがそこに居るかもしれねぇっ今すぐ頼む!」
「フレンが…?一体どこに…」
「…ザウデだ…っ!」
それを聞いたジュディスの顔もさっと引き締まったものに変わる。
「わかったわ…バウルに来てもらうからとりあえず街を出ましょう」
「助かる…!」

ザウデは恐らくフレンが自分たちには言えない感情を持って接していたアレクセイが死んだ場所。
本人から聞いたわけではないがフレンやユーリの態度を見てジュディスはそう感じていたのだ。
そんな場所にフレンが一体何をしに…?
ユーリの様子から見ても単なる騎士の調査でもなさそうだ。
街から出て大きな影がゆっくり降りてくる。
二人はすぐに飛び乗ってザウデに急ぐようバウルに頼んだ。
バウルは低く響く鳴き声で了承し空を泳ぎ出す。

フレン…っ

ユーリは船の先端に立って見えてきたザウデを睨んだ。
5


「じゃ、サンキュな、ジュティ、バウルにもよろしく」
ギルドの仕事を終えて帝都に戻ってきたユーリは、
ここまで送り届けてくれたジュディスとバウルに礼を言う。
「ふふ、なんだかそわそわしてあなたらしくないわね。まぁ1ヶ月ぶりだから仕方ないのかしら」
「…そんなそわそわしてるか?俺…」
「彼関係だと面白いくらいわかりやすいんだもの。
 まぁ相手があの騎士様なら気付かないのかもしれないけれど」
クスクス笑うジュティにまさにその通りと肯定してやりたかったがそこは黙っておいた。
「じゃあな。」
「えぇ一週間後に迎えに来るわ。騎士様にもよろしく」
「はいはい」
手を適当に振って別れた。

心が勝手に浮かれて無意識に足が速まる。
貴族街まで来ていつものルートで城に侵入する。
私室にフレンは居なかった。
とりあえずすぐ帰って来るかと思いフレンの愛用の椅子にガタッと腰掛けた。
「………?」
何か…違和感を感じた。
何かはわからないが。
その時「フレン様っ戻られたのですか!?」と聞き覚えのある声が
ノックとほぼ同時に扉を開けて入ってきた。
「げ…」
思わず声が出てしまった。
「…ユーリ…殿……な、なんですか、「げ」、とは…」
「いや何も…お勤めご苦労さんです」
右側で三編みが揺れる猫目の女性、フレンが最も信頼しているらしい副官、ソディアだ。
わざとらしく畏まって言ったが特に相手にされず話題を変えられた。
が、その話題が予想外のことだったのでユーリは大人しく乗っかることになる。
「フレン団長代理に会いに来たんですか?」
「まぁな」
「…てっきりあなたと一緒に居るんだと…っというか聞いてないのですか…?」
「何がだよ」
「フレン団長代理なら長期休暇を取られてここ数日公務を休んでおられます。」
「……は?何、休んでる?」
あの仕事の鬼が?
まさか、とユーリが信じないと言う態度を取ったがソディアは真剣なままだった。
「今は仕事も大分落ち着いてきていたので私からも休暇をお取り頂くようお願いしていたんです。
 まさか聴き入れられるとは思ってませんでしたが…」
「………まじか…?」
「はい。今帝都からも出ていらっしゃっててっきりユーリ殿と一緒におられるのかと…」
「………どこに行くとか聞いてない?」
「えぇ。聞こうとしたんですが……その…」
「なんだ?」
ソディアの表情が少し曇った。
「……聞かないでほしいと……思い詰めた表情で言われまして…それ以上聞けませんでした…」
「…なんだよ…それ…」
聞かないでほしい?
思い詰めた表情?
ユーリは無性に嫌な予感がした。
「場所も聞いてないままでしたしあの時の表情が気になって…
 部屋から物音がしたので帰って来られたんだと…」
「………。」
ユーリは考えた。
以前会った時のフレンの様子を。

フレンの部屋に来て、告白して…一応受け入れてもらって……

ユーリがふ、と視線を寄越した先に先程感じた違和感の正体があった。
背筋が凍った。
「…まさか…あいつ……っ」
ユーリは勢いよく窓から飛び降りた。
「!?ユーリ殿!?」
窓から顔を出したソディアに構っている時間も勿体なく、ユーリはひたすら走った。
4




夜、星が瞬く晴れた日。
昨日想いを告げて少し浮足立って帰った親友…否恋人は
そんな夜にまた窓からひょっこり顔を出した。
「なぁ散歩しねぇ?散歩」
なんて唐突な誘いの言葉と共に。
「…散歩って…夜だけど…」
それも皆が寝静まった深夜だ。
「夜のお散歩ってのもなかなか乙だろ?」
そう言って腕を引かれ、さほど拒んでいないフレンの体はたやすくその力に従った。
フレンを窓まで連れてきて「よっしゃ行くか!」とか言われたのでフレンは「あのねぇ…」とじとりと睨んで返しておいた。
「なんでこんなところから…」
「正門はもう閉まってんだろ?それにこうやってコソコソした方がなんかワクワクするだろ」
「……君、昔と何も変わらないね…」
呆れの中にも嬉しさがあってフレンは苦笑を漏らす。
「そりゃどうも。ほら行くぜ」
まずユーリがうまく木を使って下に降りた。
フレンの方を見上げて来いと手で合図する。
まったくしょうがないな、とユーリと同じように木を使って下に降りた。
「じゃ、お散歩行きますか」
そう言って手を差し出してきたから、
フレンは大人しくそれに手を合わせるとユーリはすごく嬉しそうに笑った。

昔よく二人で来ていた小高い丘までやってきた。
丘のてっぺんには大きな木が一本あってそれに登って遊んだりしていた。
今は木の根本に二人仲良く腰掛けている。
空を見上げると綺麗な星空。
「あ、君たちの星だね」
フレンが言うとユーリは「そうだな」と短く返した。
晴れた夜空に浮かぶ満天の星。
少し前の夜空を思うと少しだけ辛くなった。
あの人が引き起こした星喰み。
それがあってからフレンは空を眺めることを極力避けていた。
見るとどうしても思い出してしまうから。
「………」
今はもう星喰みは消えてなくなっているというのに、胸が締め付けられて痛い。
「…明日からさ、」
「…ん?」
ユーリが突然ぽつりと話し始めた。
フレンは顔をユーリの方に向けじっと目を見る。
ユーリは空を眺めたままだった。
「…明日から…またギルドの仕事で少しの間帝都離れる。」
「……そう…仕事頑張ってね」
「…帰ってきたら一番にお前んとこ行くから」
「……わかった。待ってる。」
真っ直ぐ見詰めて言われた言葉にフレンも真っ直ぐ返した。
そっと、ユーリはフレンを引き寄せた。
「…ちゃんと待ってろよ」
「わかってるよ…ユーリも怪我しないで帰ってきてね」
「あぁ」
ユーリの背中にそっと腕を回す。
すっかり星喰みが消えた夜空と光り輝く凛々の明星を見詰めて、
フレンは少し思い詰めた表情をしていた。




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Gを今日から続編をしようと電源を点け
とりあえずチャレンジバトルで天才外科医たちと戦ったんですが…
あれ、なんだ1回で勝てたんですが…
レベルとかも上がってないんですが…
一体どういうことだ…。

やはり王子いいですねぇ!!!
会いに行ったとき手を繋ぎ始めたんで
一体いつまで握っているつもりだ!!とか思いました(笑)
このまま手を繋いだまま真面目な話ししても面白いと思いましたがwww
アスベルに「兄さん」と呼ばせて楽しんだり。
男4人のチャットが多いですね。
まだ遺跡に行っただけなんですがこれからが楽しみですvvv
3


「……なに…?」
「…俺にしとけよ…あいつのことなんて忘れちまえ…」
「…………」
「……なんか言えよ…」
「…ぁ、あぁごめん…あまりに突然で…」
不機嫌な表情になってフレンを睨みつけるがその言葉を覆す気配はない。
「…それは…つまり…」
「…アレクセイのことを忘れて俺にしろっつってんだ。」
「…だからつまり…」
「…っ…俺はお前が好きだって言ってんだ…っ!!」
耳まで赤くしてユーリが叫んだ。
「……あぁ…そっか…そうだったんだ…知らなかった…」
「…別に気遣わなくていい…知ってたろ…俺の気持ち…」
「そんなことないよ…?」
「………」

本当は知ってた…
ずっとずっと君が僕を見てくれていたこと…。
だから僕も君の気持ちに答えるはずだった。
僕の初恋は君だった。

だけど…僕は君にありがとうと言う前に…あの人に惹かれてしまった……。


フレンはしばしの沈黙のあと苦笑を漏らした。
「…変わってるね、僕なんかの何がいいんだ?」
それもこんなにも何年も…
「…そういうことは聞くな。」
ユーリは一度正常に戻りかけていた顔をまた赤くしてぷいっと逸らした。
本当にわからない。
自分の何がお気に召して好いてくれているというのか。
でもこれは狂い始めていた歯車が元に戻るということなんだろうか…
僕は元々ユーリに惹かれていた。
彼の今までの想いを受け取るチャンスなのかもしれない。
今まで言えなかったありがとうを言うチャンスなのかもしれない。

「…ありがとう…ユーリ…」
いつもいつも傍にいてくれて…
本当に感謝してるんだ。
気持ちだって嬉しいし本当に君のことは好きなんだ…


でも…

なのに……

「ごめん…ユーリ…」

僕はそれに応えることが出来ない。
「…今すぐじゃなくてもいいんだ…いつか…その脈がありそうなら…とりあえずでいい…っ」
「…とりあえずって…」
「今は俺に気持ちが向いてなくてもいいんだ…っ」
「いや、でも…」
「俺はお前が好きだ…っお前を誰にも渡したくない…っ」
体の横に下ろしていた手を掴まれてギュッと握られた。
「頼む…っ」
「………」
ユーリの熱意と気迫にフレンは無意識に顔を縦に振っていた。
ユーリは目を見開いて信じられないという顔をした後
顔をぶわっと赤くさせてぐいっと握っていた手を引いた。
フレンをギュッと強く抱きしめた。
「まじか…っすっげえ嬉しい…っ」
「…………」
フレンはそっとユーリの背中に手を回した。


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Gの本編を漸く攻略しました。
イヴィルでやってたんですがなんとも鬼畜な殺され方ばかりするので
ハードに下げてやりました。
もう少しレベルとかあったらイヴィルでできたかなぁ…。
チャレンジバトルは焼き鳥までゲットしました。
天才外科医(それでいいのか公式)はやはり強いが神の手が脅威すぎてどうしようかと思います。
2


昔騎士団長に初めて謁見した時のこと。
初めてのことで緊張していた僕はちゃんと報告出来たのかも怪しい記憶しかないのだが
「わかった」という短い返事と「下がれ」という簡潔な命令だけ下されたのはよく覚えている。
その目は常に手に持った資料を見詰めていてこちらなど見向きもせず、
最後までフレンの姿を映すことはなかった。
そんな出会いだったのに、フレンは部屋を出た後高鳴る心臓を抑えるのに必死だった。



しばらく黙り込んでいた親友はフレンの仕事が終わったらしいのを見計らって
「あ~…」とか話したそうな声を出した。
「なんだい?君が話すタイミングを伺うなんて珍しいね」
「…俺がいつも仕事邪魔してるみたいに言うな…」
ムスッと拗ねたその表情からも何か緊張しているという雰囲気がある。
「なんか怖いね、悪い知らせかな」
「知らね…」
ユーリは顔を逸らして端的にそう答えた。
机の上を片付けてユーリが座るソファーに腰かけた。
「本当に何だい?そろそろ話してくれないと本気で怖いんだけど…」
ユーリは目を逸らしたまま一点を見詰めていた。
その目線を辿るとそこにあったものは固い石の欠片。
それはユーリがザウデでいなくなって捜しに行ったとき見付けたもので
つい拾って持って帰ってしまったものだ。
以前ユーリに「なんだ?これ」と何気なく聞かれ正直に答えてしまった。
その時ユーリは酷く辛そうな顔をしていた。

それが「鎧の欠片」だと答えたとき。

それが誰の鎧の欠片かなんて聞かなくてもわかってしまった親友は
「あいつのことはもう忘れろ」と震えた声で言った。


「…まだ捨ててなかったのか…」
「……ごめん……」
ユーリはその欠片から目を離さない。
「…頭ではわかってるんだ…あの人は謀反を起こし世界を危険に曝した…でも……」
「フレン、あいつ間違ってた。」
「わかってる…っ頭ではわかってるけど…心がそれを認めないんだ…っ!僕はあの人を…」
「フレン」
目を逸らして取り乱すようにフレンが叫ぶと
それを聞くのを拒むかのようにユーリが名前を呼んで言葉を遮った。
「…っ………。」
ユーリはまっすぐフレンを見る。
フレンはユーリから目を逸らした。
「…フレン…もう忘れろよ…」
「……。」
「…忘れてくれ………俺が…


 俺がずっとお前の傍に居るから…」


「………」
目を見開いて、そして逸らしていた目でユーリを見た。
彼の目は見たことないくらい真剣だった。





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ただいま~~です。
長旅から帰ってまいりました。
年末は田舎で寝まくり、
年始は友人宅でずっと起きていた
そんな年越しでした(笑)
明日からまた普通の日々が始まるんだなぁ…
やっぱり休みは短い。
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ユリフレが好きすぎて辛い
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