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16



部屋に二人きり。
昨日とは違い、またいつもともちょっと違うピンク色の空気が流れる。

フレンがベッドの枕にもたれるように座りそれに抱き着くようにユーリが寝転んでいた。
顔はフレンの腹部に埋めて体温を思いっきり感じる。
言葉にするなら「べったり」がピッタリだ。

フレンの手には昨日の林檎飴。
「…まだ食ってなかったのか?」
フレンはふんわり幸せそうに笑った。
「君にはわからないかもね、昨日これをもらった僕がどんなに嬉しかったか…」
「へぇ、そんなに嬉しかったのか?」
その時の気持ちを思い出してフレンは切なく笑った。
「ねぇユーリ、エステリーゼ様のことは本当にいいの…?」
「いいも何もなんもねぇから。お前が疑ってるだけだろ?」
「でも…僕が言うことじゃないと思うけどエステリーゼ様は君のこと…」
「たとえそうだとしてもな、俺はお前が好きだからその気持ちには答えてやれねぇ。
 愛とか恋とかってやつはそういうもんだろ?」
「う、うん…」
何気に恥ずかしいことを言われてしまった…。
フレンは顔を真っ赤にして顔を逸らす。
それを見たユーリはニヤリと笑って唇をペロリと舐めた。
「フーレンー」
首に腕を絡め誘うような声を出す。
「…ユー…んっ」
フレンの言葉はキスで塞ぐ。
甘い甘い口づけを交わし息苦しくなったころに一度離して角度を変えてもう一度。
何度も何度も何度も。
次第に力が抜けてしまったフレンがかくりとバランスを崩す。
腕が当たってフレンの隣に座っていたぬいぐるみが地面に落ちた。
「…それ捨てちまえよ…」
ユーリが不機嫌そうに言う。
「なんで…せっかくレイウ゛ンさんがくれたものなのに…」
「…お前がそういうの大事にしてんのムカつく。」
噛み付くようにキスをした。
「ん…ぅん…む、ムカつくって何…どう言われようと捨てる気はないよ」
少しムッとしたようにフレンが言うとユーリもカチンと頭に血が上る。
「かっわいくねぇな!素直にはいって言うこと聞きゃあ丸く収まんだろがっ」
「だからそれは出来ないって言ってる!」
「なんで出来ねぇんだよ前から思ってたけどお前おっさんに気があんじゃねーの!?」
「なっそんなわけないだろ!憧れの人なだけだっ前から思ってたってなんだよっ」
口論は次第にヒートアップしていく。
「今日もなんか膝枕とかしてたしなっ疑われてもしょうがないんじゃねぇ!?」
「酷いっあれは成り行きでそうなっただけだろ!」
「成り行きであんなことなるかっつのっ」
「君とはいつもあんな感じになるじゃないかっ」
「俺はいいんだよ俺はっでもおっさんはダメだろっ!ってか俺以外はダメだろっ」
「ダメじゃないっ意味わかんないっ」
「なんで意味わかんねぇんだよ鈍感にも程があんだろっ!」
「どっ…なっ」
フレンは怒りで真っ赤な顔のまま口をパクパクさせている。
「もういいっムカつく!」
ユーリは立ち上がって落ちているぬいぐるみを拾い部屋を出ようとする。
「ちょっどこ行くんだよっ」
「…諸悪の根源を成敗してくんだよっ」
バタンッと扉は閉められた。

そのあとレイウ゛ンの部屋に殴り込みに行ったユーリを必死にフレンが止めるのだが
そんなことがあってもフレンはぬいぐるみを捨てようとはせず
今でも度々喧嘩の議題に上るのだった。

その度巻き込まれるレイウ゛ンは勘弁してくれとフレンに訴える。
「フレンちゃんっおっさんが悪かった!
 形残るもの渡しちゃって悪かったからっ頼むからそれ捨てて!?」
「いいえっここまできたら引き下がれませんっ僕は絶対負けませんから!」
すでにおっさんが上げたという事実ははどうでもいいようでただの意地の張り合いになっていた。
しかしそろそろ本気で暗殺されかねないので夜中にこっそり奪い取ってやろうかとか考えたが
それを見つかると余計青年に殺されそうなのでどうしたもんかと頭を悩ませる日々が続くのだった。


「おいこらおっさん!!!」
「ひぃっ今度は何よ!」
「ユーリやめないかっ!」
ヤキモチやきの彼氏がいる美人には手を出すな。
レイウ゛ンは心にその言葉を深く刻み込んだのだった。






お疲れ様です。最終話です。
次回からは現パロになります。
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15



「よぉ、おっさん!さっきは悪かったな!」
キラキラとした笑みを浮かべながら左手を軽く上げてこれまた軽い謝罪をされた。
ダングレストに戻った一行は朝出た宿で体を休めていた。
部屋に戻ろうとしていたレイウ゛ンはその手前の廊下でユーリに声をかけられたのだ。
「…機嫌治ったみたいね…」
いろいろ疲れてしまったレイウ゛ンはうんざりしたように返した。
「ん~おっさんには感謝しねぇといけねぇなぁと思ってな」
「…?」

さっきフレンに聞いたんだよ。
「俺、お前はそういう気持ち一生気付かないんじゃないかって思ったぜ。
 一生片想いでいる覚悟してたんだけど…」
ユーリが言うとフレンは頬を紅潮させた。
「あ…それは…レイウ゛ンさんが…」
「おっさん?なんでおっさんが出てくんだよ」
またつまらなそうにユーリが聞く。
「ほら…祭の日に一緒に居ただろ?
 あの時…僕はユーリのこと好きなんだって…教えて下さった…」
「…あの時か…」
二人で祭を楽しんで来たことはムカつくがそういう理由なら許してやらんでもない…百歩譲って。
「んでそう言われたものの俺には気持ちを隠そうと思ったわけだな?」
「だっ…て…僕はあの時ユーリとエステリーゼ様のあんな場面を見てしまって…
 失恋してたわけだし…」
「ん?あれ、お前まさかあの夜「失恋した」って言ったの…まさか相手俺か…?」
こくりと頷くフレンを見てユーリは思わず自分の口を手で押さえた。
やばい、嬉しすぎる…
あの時なんか元気なかったり気付かれまいと強がったり、
本人はうまくごまかせていると信じていたであろう挙動の数々は見事にばれていたわけだが、
それが全てユーリが原因だと知ればフレンを溺愛している彼が嬉しくないわけがない。
「…お前…可愛すぎ…」
その後何度もキスをしてさぁそのあとも…と盛り上がったのだが
そこは真っ赤になったフレンに頑なに拒まれた。
まぁ初めてがこんな森の中ってのもエロすぎるっつーかなんつーか、
それでもいいと俺は思ったがやっぱりシャワーとかすぐ浴びれる環境のがいいかな、
とか物凄く冷静にユーリは分析していた。
真顔で。


「ってわけでな、まさかおっさんがフレンに言ってくれてるとは思わなかった!わりぃ!」
「ん、いや、別にいいんだけどね」
レイウ゛ンは自分に向けられる満面の笑みを見ながら何か知れない恐怖と戦っていた。
第六感というやつがやたら反応する。
このまま何も起こりませんように…
レイウ゛ンは手を合わせて祈りながら部屋に戻っていった。







明日で最終回です。
14


「へ~フレンが俺のことをねぇ~」
弱みでも握ったというような顔で楽しそうに笑うユーリをフレンは力無く睨みつける。
「違うっ違うからっホントにっ」
「何が違うんだよ。今言っただろ?俺とエステルのこと勘繰ってヤキモチやいてくれたんだろ?」
「違う違う違うっ違うったら!」
フレンは頭をブンブン横に振って必死に否定する。
なんかそこまで否定されると悲しくなってくる。
「…っ違う…僕たちは友達…好きじゃない…」
ズルズルと座り込むフレンに合わせてユーリもしゃがむ。
「なんだよ、どうしたんだ?フレン?」
ユーリもさすがに心配になってフレンに優しく問い掛ける。
「…違うんだよ…本当に…好きじゃないんだ…ユーリ…僕のこと嫌いにならないで……」
ぽろりと涙を零しながら消えそうな声で訴えられた。
「…………。」
ユーリはそんなフレンの様子を見てまた場違いな表情を浮かべていた。
「…ずっと友達?」
ユーリが聞くとフレンはこくりと縋るような気持ちで頷いた。
俯いたままではあったが。
「わりぃ、そりゃ無理だ。」
「っ!」
びくりと反応してフレンが勢いよく顔を上げた。
ユーリはそれを逃すまいとフレンの唇に口づけた。
「っ!!?」
名残惜しそうにゆっくり話す。
何が起きたのかわからないとフレンは口をそのままポカンと開けて放心している。
「…な、無理。俺もお前のこと友達だと思ってねぇから。」
「………ぇ、と…」
意味を理解しきれないと言った表情でユーリを見詰めるフレン。
「…ははっ…いや、うん、だからな…」
ユーリが堪えきれずに噴き出す。

ユーリがゆっくり近付いてフレンの耳元でぽそりと呟く。

みるみるうちにフレンの顔が赤くなってパクパクと口を開閉させながら信じられないとユーリを見る。
ユーリはくくくっともう一度笑ってまたフレンに口づけた。
13


「付いてくるなっ来たら絶交だっ!」
「俺が納得した理由でお前が怒ってんなら絶交されてやってもいいけどな!
 とりあえず理由話せよ!」
「知らないっ何も理由なんてない!僕はユーリのこと好きじゃない、それだけっ!!!」
フレンが言い捨てた言葉に一瞬怯んだがユーリは次の瞬間更にスピードを上げてフレンを追う。
「好きじゃないって何!?」
「好きじゃない好きじゃない好きじゃない!!理由なんてない!!」
もう少し…
「理由なく嫌われてたまるかっ」
あと少し…
「関係ないだろ僕のことなんかっ
 エステリーゼ様と一緒になったら僕のことなんて忘れるくせにっ!!」
あと……

ガシッ

「!!」
ユーリの手がフレンの腕を捉えた。
そのまま木にフレンの体を縫い付ける。
「何それ…俺がいつ…そう言った?…エステルとって…何?」
息を切らし真っ直ぐ見つめられる。
息が出来ない、苦しい。
綺麗なアメジストの瞳がぎらりとフレンをとらえて離さない。
「……ーり…」
「何?エステルとって…お前何考えてんの?」
「…って…だって…祭の夜…見たんだ…」
「何を?」
「……ユーリと…エステリーゼ様が…キス…してた…」
「…………………
 ………はぁ!?」
あまりのことにユーリはその言葉を頭で整理するのに時間がかかってしまった。
「何それ、いつの話だよ!?」
「いつってだから祭の夜だってばっ」
「祭の…?………してねーよ!絶対してねぇっ!」
「してたよ!僕見てたんだからな!顔が…あんなに近くて…」
フレンがうるうると目を潤ませる。
ユーリはそれを見てこんなときになんて表情してるんだとフレンに怒られそうな、
そんな締まりのない顔をしていた。
「…あ、あぁ~もしかしてあれか?
 なんかエステルが目にゴミが入ったとか言って見てやった気がする…」
「…目にゴミ!?なんだよ、そんなくだらない言い訳でごまかされないからな!」
キッとユーリを睨みつける。
「そう言われたってそうなことはそうなんだから仕方ねぇ。」
ユーリはニヤニヤとフレンを見詰める。
さっきまでの切羽詰まった形相はどこへやら、だ。
「何ニヤニヤしてるんだよっ僕は君がエステリーゼ様とそういう関係になってるなら
 二人を祝福するために君への気持ちを諦めようと……!」
あっと口をつぐんだフレンだったがもう遅かった。
「へ~、何だって?俺への気持ち?聞きたいなぁそれ、詳しく。」
「………っ」
俯いたフレンの顔を覗き込むようにユーリが視線を向ける。
「なっなんでもないよっちょっと間違っただけだっ君も幻聴を聞いたんだよっ」
「おあいにく、耳はすげーいいんだよな、俺。」
「~~~~っ」
ユーリはニヤニヤした表情を気にするでもなく、いや気にしても制御できないのか、
その表情のままフレンを見詰める。









今までの連載をタイトル別にカテゴリーわけてみました。
これでログとして使い易くなったんじゃないかと…。

これまでの連載でどれが皆さんにお気に召していただけたのかよくわからないのですが
そういうアンケートをとったところで当分応えられそうにないので保留してます。
何か意見あったら拍手とかに適当に感想くださいませ~。



バサラ……えっと…久しぶり日目。
久しぶりにつけたら慶次途中だったけど鶴姫やりました。
恐らく出現していない最後のステージが彼女のストーリーだと思ったので。
そしてやっぱり的中。
久しぶりすぎてあんまりちゃんとできなかった…。


そして…ちょーーーーーーーーーう久しぶりにTOVつけた。
単独ドラコ討伐。
はい、返り討ちにあいましたが。
楽に勝てたのはジュディ単独ノーマルだけでした。
ドラコにイライラして終わりましたwww
12



赤い顔をして俯いてしまったフレンを見たユーリ。

なんだ…なんだこの反応…
すっげームカつくんですけど……

その恥ずかしさはレイウ゛ンに向いているのだと思い込んでいるユーリは
素直にその反応に怒りを示した。
「…フーレーン」
「…そ、そんなのユーリには関係ない」
ぷいっとそっぽを向かれた。
「………おっさん」
低い声が次はレイウ゛ンを捕らえる。
「ひっな、何?」
「ホントにデートしてたの?」
「…………や………どうだったか…なぁ~……」
遠い目をして言った。
もうおっさん泣きそう…
「別に僕が誰とデートしようが関係ないじゃないか…」
「はぁ?なんだフレン」
「…ユーリには他にデートする人いるくせに…」
「は!?何言ってんだ?お前」
ユーリは首を傾げる。
目を合わせないように逸らして俯いたフレンは見なくてもわかる。拗ねたような物言い。
「いいよ別に。僕も聞きたくないし…」
突然立ち上がって歩き出す。
「ちょっ待てよフレン!意味わかんねーっての!」
ユーリは慌ててフレンを追う。
レイウ゛ンは助かったと呟き、二度とフレンには手を出すまいと誓うのだった。
しかし一つ疑問がある。
青年が嬢ちゃんのことを好きならフレンちゃんに対してのあの反応はなんなの?
レイウ゛ンは前々から勘繰っていたことがある。
青年が好きな人はあの幼なじみなんじゃないかと。
いや、勘繰るとかもうそんなレベルではなく確信に近いもの。
フレンが誰かに笑いかけたり、誰かに気を寄せられたり寄せたりしているのを見ると
すぐ機嫌を悪くしておっさんに当たり散らす。
本人に言いなさいよと言ったら無言で憂さ晴らしをされた。
所謂、ヤキモチというやつだ。
そんな態度を散々見てきたレイウ゛ンだから
フレンが祭の日の夜、言ったことは真実だとは思えなかった。
そしてやはりそれは確信に変わりつつある。
ユーリは意味深な言葉を残して去ったフレンのあとを当たり前のように追って行った。
来るもの拒まず去るもの追わずのあの青年が。

そこまで考えて自分は一体なんだったのかと虚しくなって考えるのをやめた。
もう後は二人でお好きにどうぞ
とベンチに寝転んだ。
先程の気持ちいい感覚はなかった。



「フレン!」
「なんで追って来るんだっユーリなんか嫌いだっエステリーゼ様の所でもどこでも行っちゃえ!」
「あのなぁ!意味わかんねぇこと言ってっと本気で怒るぞ!?」
二人は先程の開けた展望スペースから少し離れたら森の中で追いかけっこしていた。







一言言っておくとこの連載ラストにいくにつれ糖度が高くなっていくので要注意です。
甘々読むのは大好きなんですが自分でかく甘々はなんか違う気がします。


あまりに眠すぎてお昼寝したらすごい汗かいた…昨日ちょっと涼しかったのに…
早くこい冬!!!壬の季節冬!!!
11


レイウ゛ンのすぐ目の前の地面に突き刺さったそれ。
こういう時もっとも敵に回したくない人物の愛刀
ニバンボシ。


「あれ、ユーリの剣…」フレンが落ち着いてわかりやすい語句で口にした。
「よーぉ、フレン奇遇だなぁ、何してるワケ?」
にっこりと近付いてくるユーリ。
無視ですか…おっさんは無視ですか…っ
レイウ゛ンは嫌な汗をかく。
なぜだかそう思ったのだ。殺される、と。

ゆっくりフレンの膝から離れようと体をずらす。
「お前ら今日騎士団ところ行くっつってなかった?」
にこにことした笑顔が逆に怖い。
「え…あ、それは…あ!実はソディアからあの後連絡があって帝都に引き上げたって…」
フレンが必死に言い訳を考える。
「ふーん…で、こんなところで仲良く昼寝か?おっさん」
ぎらりと鋭くなる殺気。
「えっとえっと…」
普段嘘をつきなれていないフレンにこれ以上嘘を通すことは不可能だった。

大体青年のことでフレンちゃをは悩んでるってのにこっちが怒られんのは納得いかないわ。
ちょっと反撃してみることにした。
「今ねぇ~フレンちゃんとデート中なのよ~」
ニヤニヤとしながら言った。
ぴくりとユーリの片眉が上がる。
ふふふ、効いてる効いてる…
レイウ゛ンは更に反撃する。
「二人で昨日示し合わせて今日皆とはぐれたふりしてデートしようって約束してたのよ~
 ねぇフレンちゃん」
「え…?」
フレンはきょとんと首を傾げた。
しかしこれはもしかしたら自分を助ける為の嘘なんじゃ…?
と、無駄にレイウ゛ンを信じているフレンはここは肯定するところだと判断し
「あ、そう…ですね」
とぽそりと頷いた。
「…へぇ~フレンはおっさんとデートしてたんですか…」
「…うん。」
「…………。カロル」
しばらくの沈黙のあとユーリが後方で待つカロルに声をかけた。
「え、何?」
カロルが駆け寄ろうとしたがユーリの怒りの気配で体は金縛りにあったかのゆうに動けなくなった。
「俺、こいつらとちょっと話あるから先行っといてくれ」
にっこり。
顔は笑っている。
なのになんなのだろう、この言いようのない恐ろしさは…。
カロルは素早くこくこくと二、三度首を縦に降って慌てて仲間のもとに引き換えした。
それを見送ってユーリは「さて…」と振り返る。
「…とりあえずおっさん、そこ今すぐ退け。」
剣の入っていない鞘をくいっとレイウ゛ンに向け怒りを隠しもしないユーリ。
レイウ゛ンは両手を上げ青い顔をしてズザザッと退いた。
ベンチの背もたれに手をかけ、ヒョイッと軽々飛び越える。
ベンチの前に刺さっていた剣をズッと引き抜いて鞘に納め
何の疑問もなくフレンとレイウ゛ンの間に座った。
「で?なんでこんなことになったわけ?」
フレンの背の後ろの背もたれに腕を回して顔を近付ける。
問題あるがこれは二人にとっていつものことだった。
しかしユーリを意識してしまっているフレンはかぁっと顔を赤くして俯いてしまった。










あれ、なんかまた遅くなった…
いつの間にこんな時間に…?


>>>基てんさま
拍手コメどうもありがとうございます!!!
返信不要ということでしたのでここで短くお礼を。
膝枕です。あの2人はごく普通にああいうことしてそうですww
オエビも楽しみにしてますねvv
ではでは!どうもありがとうございました!!!
10


二人はレイウ゛ンが知る眺めの良い丘までやって来た。
公園として整備されていて展望スペースには落ちないように柵かありいくつかベンチも置いてあった。
「わぁ~綺麗な所ですね!」
「おっさんもなかなかいいとこ選ぶでしょ」
と笑いながら空いているベンチを指差し「座ろうか」と促した。
どっかりと二人ベンチに腰掛けるとレイウ゛ンがふあぁ~と欠伸をする。
それに反応するようにフレンが言う。
「あ、どうぞ」
「…はい?どうぞって?」
そんな腕広げられても…
レイウ゛ンは少し反応に困ったように頬をかいた。
「あっごめんなさいっ何も考えてませんでしたっ」
と慌てて広げた腕を下ろした。
何も考えてないってことは普段そうしてて条件反射的なものが働いたと、そう言っているわけで。
「青年にいつもそうするわけ?」
「え…はい…よく考えたらおかしいですよね…」
よく考えなくてもおかしいでしょ…
まったくあの子は親友に何求めてんだか…
そう思いながらもレイウ゛ンはフレンの膝を指差した。
「じゃ、おっさんもお願いしていい?」
「へ?あ、はい」
少し戸惑いながらも空けてくれた膝に頭を乗せる。
うん、固い。
女の子とは違う。
なのに青年がフレンにこれを求める気持ちが少しわかってしまうから怖い。
何か気持ちいいのだ。
落ち着くっていうか。


レイウ゛ンはしばし目を閉じる。
ふと頭を撫でる感触がした。
ぶっと吹きそうになった。
「…それも青年に言われるの?」
「え?あっわっすみませんっ膝枕なんてユーリにしかしたことないんでつい…」
習慣化してるわけね…
レイウ゛ンはふぅっと深く息を吐いて
「いいわよ、フレンちゃんの好きなようにしてちょうだい」
と再び目を閉じた。

しばらくして再びレイウ゛ンから話し掛ける。
「フレンちゃんこれからどうすんの?」
「……どうするも何もないです…」
「…言わないの?」
「言ってもユーリを困らせるだけだし…それどころかもう修復不可能になっちゃいそうで…」
「…ふーん…おっさん言ってみたほうがいいと思うけどなぁ~…」
「……。」
フレンは何も言わずに困ったように微笑んだ。
「ホントにホントなの?」
「何がですか?」
「エステル嬢ちゃんと青年がーって話しよ。遠くから見ただけなんでしょ?」
「…そう言われると確証はないんですが…」
「だったらやっぱ言うべきよ、青年に。」
「…そう…ですね…」
「………。」
「………。」
しばしの沈黙の後、レイウ゛ンが上を向いてフレンと目を合わせた。
頭を撫でてくれていた手はぴたりと止まりフレンも「?」を頭に浮かべながらレイウ゛ンを見返す。
「俺にしたら?」
「…何がですか?」
「…………はぁ…はは、ははははっ!」
突然笑われてフレンは一層意味がわからないと首を傾げた。

なるほどね、そんな気まるでなし。
青年以外はそういう対象になってないのね。

一通り笑ってレイウ゛ンははぁ~と大袈裟に息をついた。
「何もないわ。忘れて。」
「は、はぁ…」
頭に?を浮かべたままその言葉も素直に受け止める。

そこに綺麗な弧を描いて光る何かが降ってきた。
いや、性格には投げつけられた。

トスッ

と地面に綺麗に刺さったそれは紛れも無くユーリの愛刀「ニバンボシ」だった。







今日の野球はなんて展開。
野手使い切ってるってのーーっ
ブラ空気嫁ーーーっ!!!www
いや、おかげで面白いもの見れましたwww
まぁおかげで更新がものすごく遅くなってしまった…すみません;;



VのCDネタバレ↓
それにしても公式エスリタwww
「お風呂にします?ご飯にします?」って
公式狙ってるとしか考えられません。
フレンとユーリ入れ替わり話しはもちょっとどうにかならなかったのかとwww
あれ、本当に入れ替わってるだけで騎士だったじゃないか。
もっと考え方が変わるのかと思いきや…。
喧嘩するときの「ユーリ子供みたい…」っていうカロルの台詞に大変萌えましたvvv
トラック3もよくわからない展開ww
なぜ戦うことに???ユーリどういうことだ…
レイヴン戦フレンうろたえすぎ…www
そしてレイヴン弱す…(笑)

リタとエステルとカロルとパティの子供集団が可愛かった。
フレンのキャラが迷子になった。
そしてやっぱり最後のユーリの声真似は面白すぎる。
9


「まったく…フレンちゃん嘘下手ねぇ…」
「えっ自分ではうまく言えてると思ってたんですが…」
フレンとレイウ゛ンは宿の廊下を歩きながら話していた。
表向き騎士団の所へ行く荷物を準備するために。

「騎士団なんて近くに来てないんでしょ?」
「う…」
「まったく…」
レイウ゛ンは苦笑する。
「まぁ一日あればいい気分転換になるでしょ。」
「そう…ですね」
少し辛そうに言ったフレンにレイウ゛ンは「う~ん」と唸ってから考えを口にした。
「…フレンちゃんおっさんとデートしましょ!」
「はぁ……は?で、デート…!?」
目を大きく見開く。
「そ。どうせその辺ブラブラ出歩いて時間潰そうとか考えてたんでしょ?」
「それは…そうですけど…」
「おっさんも日頃の疲れ溜まっちゃってねぇ~癒されたいのよ。」
「…じゃあ僕がいなくても…むしろ居ない方が…」
「フレンちゃんと一緒に居たいっつってるのよ。さ、青年たちに勘繰られる前に出発するわよ!」
「え、あ、はいっ」
よくわからない流れに身を任せてフレンはレイウ゛ンとデートすることになった。


ユーリたちは酒場へ仕事を貰いに行き、フレンとレイウ゛ンは二人で街を出る。
「さてと!」
腕を上に上げて「うーん」と伸びをしながら少し先を歩くレイウ゛ン。
「どこ行こうか、おっさん決めていい?」
「あ、それはお任せします…けどやっぱり僕居ない方がレイウ゛ンさん休めるんじゃ…」
「はいはいは~い!何度も恥ずかしいこと言わせな~い!
 じゃ場所はおっさん決めるわね、こっちこっち」
フレンの言葉を遮ってレイウ゛ンはまた歩き出す。
フレンはそれに遅れないように斜め後ろを歩く。
「なんなのそのポジション…」
「え?」
やや後ろを歩くフレンを見てレイウ゛ンはポリポリ頬をかいた。
「何かおかしいでしょうか…」
純粋無垢に首を傾げる彼に言うのはどうかと思ったけれど
思ってしまったことは仕方ないとレイウ゛ンは口を開いた。
「熟年夫婦みたいよ?」
一歩下がって付き従う奥さんって感じ。
と付け加えると漸く理解したようでぱっと顔を赤らめる。
「えっだっ…ソディアだっていつもこの辺に…っ」
わたわたと言い訳する姿が可愛いなとか思ってしまった。いかんいかん
「ソディアちゃんは任務でしょ?今はデート。」
「え…でもレイウ゛ンさんの隣に並んで歩くなんて…っ」
フレンが今更なことを気遣う。
「…あのね、デートだから。あ、手、繋ぐ?」
「て、ててて手!?いっいえっそんなっ」
この反応は嫌がってるんだか恥ずかしがってるんだか紙一重だわね…
と心の中で思ったことは秘密にして、
「じゃあここ」と自分の隣を指差した。
怖ず怖ずと隣にやって来るフレン。
「離れたら手繋ぐからね?」
「うっは、はい…っ」
顔を真っ赤にして「なんかホントにデートみたいですね」なんて微笑まれて
ちょっと胸が苦しくなったなんて気のせい気のせい…。








VとSのCD聞いてます~
Vの最後のパートの最後ヤバイですね(爆笑)
あの声真似は…www
それにしてもフレンのキャラ変わりすぎでは…www
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SimpleSquare WHITE ver.2 Edit by : Tobio